他所の妻1-10／ちょっとだけ

「入れたい、もう我慢出来ない。入れるよ」
「だめ、いや、それだけは許して」
ひかるの右手を掴むとペニスに導く
「ほら、もう我慢出来ないんだ。握って、摩って」
おずおずと掴むと「あー」とため息が出る

「ひかるさんお願いだ。ちょっとだけで良いんだ、入れさせて」
「ちょっと、ちょっと？」・・・・・あー、入れたい、入って来て欲しい
滅茶苦茶にこれで掻き混ぜてほしい
握る手に力が入る
「ああ、すぐに抜くから、ちょっとだけ」

「ちょっと・・・・・なら、あーん、ちょっとあぁー」
両膝を掴むと一気に差し込む
最初からバンバン、ドンドンと凄い勢いで突きまくる
「イクー、あーイッちゃうー、イクッイク・・・イクッ!!!」

それは、正しく部屋中に響き渡る絶叫だった
体全体がベッドにバウンドし、ブルブルと震えが続く
しっかりと抱き締めると、手も脚も抱き返してくる
震えが収まり、中の蠢きも静まると、男はゆっくりと抜き差しを始めた
ほう、潮吹きか
それもかなりの勢いと量だな、と感心する


＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
　(彼女は入れ心地がとても良かった。今でもこの時の事はよく覚えています。今でもお付き合いしている程ですから)
＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊


「嘘つき!!」
「誰が？」
「京介さん」
「何を？」
「１０秒」
「へー、覚えていたの？」
「覚えているわよ、この嘘つき」
今度の嘘つきには力が入っていなかった

「ご免。確かに嘘を吐いた」
「やっぱり嘘つきだわ」
「そうだね、認めるよ・・・でも、大声で喚いていたよ」
「・・・・・」
「いい、いいって、いく往くって・・・そんなに私のちんぽが良かった？」
「煩いわね。これから貴方のこと、嘘つき京介って呼ぶ」
「いいよ、だったらひかるさんの事は、いく往くひかるって言う」


笑い出した、ひかるが大声で笑っている
「もう、降参。京介さんにはみんな勝てないわ」
「そんな事ないよ。私にはあんなに大声で絶叫出来ない」
「うんもう、恥ずかしい事言わないで」
「でも凄かった」
「そんなに？」
「そんなに。廊下まで聞えていたと思うよ」
「うーん、もう、止めてよ」
「止めない、一生言ってやる」
「一生？・・・また会って下さるの？」
「当たり前じゃないか。好きになったと言ったよ。聞いていなかった？」
「聞いてた」・・・・・嬉しかった