- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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他所の妻1-5/後戻り
2009年02月21日 11:28
ずっと前を見ていた女が、初めて男の顔を見る
その顔には、今にも泣きそうで悲しそうな表情が浮かんでいた
男は明るく話し出す
「キスだけでいいんです。さっき約束しました」
「本当に?」
「はい、嫌だと言う事は絶対にしません。誓います」
男は車を降りて、助手席のドアを開け、手を差し出した
左手を遠慮がちに前に出すと、掴る女
男がほんの少し引くと、両脚を揃えて外に出し、入り口の半透明の黒っぽいドアを見詰めている
男は腕を女の腰に回すと、引き寄せ少し前に押す
女の心の内が男には良く解った
何から何まできっかけが必要なのも、一寸押してやらないと一歩が出ないのも
あくまでも明るく、優しく振舞う男
ドアを入ると、選びもしないでボタンを押す
直ぐにカードが出て来て手に取ると、また女を少し押してやる
エレベーターに乗り込むと、直ぐに抱き寄せ口を合わせた
抱き付く女の体が震えている
可哀想なんて絶対に考えない男
入れてしまうまでは、絶対に仏心なんて必要ないのを知っていた
キスだけで終わるなど、女は信じてはいない
言い訳、それが絶対に必要な事を男は知っている
酔っ払っていた、今日は特別な日、今日だけ、また一度だけ
酔っ払ってなどいない、女に特別な日など無い
今日だけで終わらないのも、一度で我慢できないのも分かっている
しかし、言い訳が無ければいけない
それを男は経験で知っていた
「あーん、もう」
口を少し離すと、女の口から声が漏れてしまう
男はプールと同じ様に、腿を女の脚の間に擦り付けていた
勃起するペニスが女に伝わる
そうされると、嫌でもプールでの事を思い出してしまう
女が他人に一番見られたくない姿・・・往く所を見られてしまった
感じている所、悶える体、エクスタシーに漂うあの姿を見られてしまった
ドアが指定の階で開く
強く抱いたまま部屋まで歩き、立ち止まる女の腰をまた押す男
このドアを越えてしまっては、もう後戻り出来ないのが分かっている
あぁ、どうしよう、止めるのならここしか無い
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