- 名前
- ハラス
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 長野
- 自己紹介
- 想像(創造)力は人生における最高のスパイス!ログでも貴女をいかせます。
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ハメられたい男
2008年04月21日 16:20
(続き)
握手会でサインをしてもらった生写真、下着姿で眼を閉じ軽く唇を突き出してチューをおねだりしているミルクちゃんの写真。拾い上げてなにげなく裏を見ると、メッセージが。
「今日は私のためにありがとう!恥ずかしいけど勇気出しちゃいます!えいっ!あなたは私のタイプなの。こんな仕事をしていると出逢いがなくて寂しくて」
ズガァ~ンッッ!
ファンに対するありきたりなメッセージカードかと思いきや、印刷ではなく丸文字の手書きである。続いて、
「メルアド教えちゃいます。連絡くれたらミルク嬉しいな!でも、いつもこんなことをしてるわけじゃないからね」
げっげぇっ~!ほんとにメ、メルアドが書いてあるゥ~!
しかし、生写真は写真集の横に積んであって1枚づつミルクちゃんがサインをして渡していたのだが、裏に書いた素振りもそんな時間もなかったはず。
そうか、初めから書いてあって、気に入った男がいたら渡そうと用意していたんだな。
う~ん、少なくともアイドルであるミルクちゃんがアホな男をカモにしようと企むわけもないし、そんな必要だって考えられない。単なるお遊びにしては危険すぎるだろうしなぁ。
デート商法やエッチ系出合いサイトで何度も毟られた俺は、この手の誘いには警戒心が強くなっていたが、今回ばかりは意図が読めない。
そうか、わかったぞ!ドッキリだ!テレビか雑誌だかの素人を巻き込んだビックリ企画に違いない!それにしてもなんてエゲツない。これを信じてメールしてきた何の罪もない素人を騙してネタにするなんて。
さぁ、どうする、どうする。
で、あっさりメールした。
送信:「あ、あのぉ、握手会に行った者ですが。写真の裏を見てメールしましたけど」
なにもメールで噛み言葉を書かなくてもよさそうだが、そこは臨場感を出すためにスタッフの立場になって。
デスクに戻り仕事をして忘れかけていた頃に、
返信:「ミルクです。メールありがとう!キャッ、嬉しい!今日初めて会って突然で驚いたでしょう?
(はい、ドッキリカメラにびっくりです。なんで俺が選ばれたのかな)
でも、ほんとうにあなたが気になって。
(へぇ~、結構テレビ映えする顔なのかな?ドッキリをバラしても怒らず安牌そうだから?)
実は、明日オフなんです。
(俺は、し、ご、とっ!)
デートしてもらえますか?
(そら、きた!隠し撮りするんだろ、ハンディカメラ何台?デート代は局持ちだよね)
でも、お仕事かな。お返事待ってます!
(え~っと、有給休暇あと何日残ってたかな)」
やらせのドッキリでもビックリでも、ミルクちゃんとデートできるに変わりなし、一時の夢を見させてもらおうじゃないのさ!と、すぐさま返信。
にやつきながら明日のために残業をこなし、課長に休暇届を出して帰宅するなり。
毎夜のようにオナる俺であるが、玲子さんのおフェラで充分軽くなっていて、明日のことがやはり心配で気もそぞろ、現在人気ランクトップのオナペット彩美ちゃんの裸で四つん這いになったエロい容姿も浮かんだが、寝返りをうちつつ寝付けない夜がすいと明けた。
待ち合わせは、横浜、港の見える丘公園。平日の早朝とあって人出はまだ少ない。
スタッフらしき人影は発見できず、樹木も多いのでどこにカメラが仕込んであるのか、気配すら感じられない。
待つことほどなく、ジーンズ姿に迷彩柄のジャケット、サングラスをかけキャップをかぶった、でも、一見してもしやタレント風がバレバレのミルクちゃんが現れた。
「初めまして、あっ、じゃないよね。銀座で会っているから。ミルクです!」
かっ、可愛いイーッ!サングラスをずらし大きな瞳を上目遣いで挨拶をするミルクちゃん。
「あ、ハイッ、ほ、ほんとうにミルクさんなんですね!よ、よろしくでス」
どこかに付けているであろう隠しマイクへの緊張もさることながら、アイドルのときとは違う素顔のキラキラするような可愛らしさを眼のあたりにして、またまた噛み癖が出てしまった。
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