- 名前
- ハラス
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 長野
- 自己紹介
- 想像(創造)力は人生における最高のスパイス!ログでも貴女をいかせます。
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夜の心理学講座
2008年05月02日 21:39
(続き)
レズビアンっ!あの麗しの玲子さんが!?
容姿端麗、頭脳明晰、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花の、男性社員の癒しの源泉、千手観音、薬師如来の如きあの玲子様がぁ、全然トレビアンじゃなぁーいっ!
「・・・嘘でしょう、レズだなんて」
「嘘なもんか。なんで女がこの娘の唇に触ったりするのよ。化粧品売り場のマネキンじゃあるまいしさ。心理学だと唇はSEXの象徴なのよ」
「ママさん、玲子さんがレズだったら、私どうしたらいいの」
「それもイイんじゃなぁ~い、新しい世界。ワンちゃんが惚れ込むほど美人でデキる女なら、そこらのダメ男よりよっぽど感じちゃうかもよ」
俺の方を顎でしゃくりながら、同性愛者同士ならではの理解を示す髭の濃いオカマのママ。ん?ちょっと待てよ、ダメ男って俺のことーっ!
「ちゃかすなよ、彩美ちゃんは真剣に悩んでるんだから」
「犬崎さん、玲子さんが好きなんですか」
えっ、そっちに引っかかるの?
「あっ、いやいや、玲子さんを嫌いになる奴なんていないっていう意味ではね。男がみんな好いてるってこともあるし・・・」
訳の分からない言い訳をしどろもどろで口にする。
「彩美ちゃんだっけ、この人に限らず男は美人に弱いのよ。長い鼻の下が益々長くなるの。見っとも無いったらありゃしない。さっきアナタが来てからもデレデレしっぱなし。
レズじゃなくても、そんな会社のマドンナがワンちゃんみたいなペケ社員を相手にするわけないわよ」
援護射撃なんだか、足を引っ張ってんだか、どっちなんだよー。
あっ、ダメ男って、やっぱり俺のことじゃん。ペケ社員って何だよーっ!
「オカマと同じ、レズも嫉妬深いわよ。あからさまに嫌がる素振りを見せるのも考えものだし。ましてアナタも男に人気あるしね。
今は軽いアプローチだけど、アナタにその気があると読まれたら、しつこく迫ってくるわよ」
「私、その気なんてありません」
「分かってるわよ、そんなこと。はっきり拒否する態度を取るとその女を傷付けるから、そうなるとお互い会社に居辛くなるでしょ。だからそれはやっちゃだめ」
「じゃぁ、どうすれば・・・」
「触られたり何かされたら、変にドギマギしないで明るく返すのよ。何回かは我慢して、どこ吹く風って感じで明るく振舞っていれば、気がないと察して諦めるから。読み違いだったと相手に悟らせるのよ」
そんなもんか。さすがベテランの同性愛者。そうか、ママの実体験だな。何人いたい気な若い男を歯牙にかけたんだか。まぁ、化粧をすればするほど不細工になるオカマだから、もてはしなかっただろうけど。
「はい。ママさんの言う通りにしてみます。ありがとう!」
男だけじゃなく女までも魅惑するラブリーな彩美ちゃん、傍で見れば見るほど可愛いらしい。瞳が大きく唇が肉感的で、アルコールで頬を赤くして色気も出てる。
気分を変えてカラオケでも、と勧められて陽気にマイクを握っている。無邪気な笑顔がまたキュート。
鞍替えだ、乗り換えだぁ、レズの玲子さんから彩美ちゃんへ。
「あ、あの、彩美ちゃんは、彼氏っているのかな?」
「はい、いまーす」
って、口説く前にあっけなく撃沈。肉バズーカ砲を担ぐ暇もないやん。全く浮き沈みの激しい一日だなぁ。
「ワンちゃんさん、親しい男友達がいないので、相談したいんですけど・・・」
アグネスチャンさんじゃあるまいし、その呼び方変でしょうよ。
んっ?彼氏自慢でもする雰囲気なのに、何か風向きが変わってきたような・・・。
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