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キャメロット・ガーデンの少女(LAWN DOGS); 観た映

2007年05月31日 06:06

キャメロット・ガーデンの少女
 1997年
原題; LAWN DOGS
101分
イギリスアメリカ



監督: ジョン・ダイガン
製作:ダンカンケンワーシー
脚本: ナオミ・ウォーレス
撮影:エリオット・デイヴィス
美術: ジョン・マイアー
音楽: トレヴァー・ジョーンズ
 
出演:サム・ロックウェル トレント
ミーシャ・バートン デヴォン
キャスリーン・クインランクレア(デヴォンの母)
クリストファーマクドナルド モートン(デヴォンの父)
ブルース・マッギルナッシュ
エリックメビウス ショーン
デヴィッド・バリーグレイ ブレット
アンジー・ハーモン

シックス・センス』のミーシャ・バートン主演の異色メルヘン偽善的な町の住人になじめない少女と、差別を受ける孤独な青年の交流を通し、現代社会の闇部をファンタジーで括った秀作。ケンタッキー州の裕福な人々が暮らす郊外住宅地キャメロット・ガーデン”。そこに越してきた10歳の少女デヴォンは、見かけだけの美しさを好む住人たちに馴染めず、森の中に住むバビヤガという魔法使いの空想を好んでいた。そんなある日、彼女は森にうち捨てられたトレーラーに暮らす青年トレントと出会う。彼に自分と同じ匂いを感じたデヴォンは、トレントと奇妙な友情を育むが...。 とデータベースの解説にあった。

まさに現代的なファンタジー仕掛けは町の佇まい、その住民たちの立ち振る舞いに画一化された、見るものにあらかじめ性格の色分けが出来るようになっているのだが御伽噺のお膳立て、主人公、この場合、青年と少女を緊張と可憐さ、世界にたいする二人の交錯の面白さをみせる興味ある話に仕上げている。 どこにでもあるようなミニ成金中産階級が集う新興住宅地ステレオタイプ化された一家族の少女可憐で、そこで働く少女の利発さに対象させるべく青年に愚鈍さを加味させ青年と少女の交流を可能にし、そこに外部から、欧米蔓延し流行に目のない日本にも見られる最近のぺドフィリアに対するフォビアの要素を梃子にして終盤に向かう仕掛けも見られるのだが、例えば今ここにスパイダーマンで人気のある俳優が主役の「カラー・オブ・ハートPresantville (1998) 」のグッドオールドデイズ回帰志向にからめたファンタジーと比べると本作が現代社会でのファンタジーであることに、持つもののおろかな傲慢さともたざるものの暖かい家族愛皮肉な要素も加わって体の芯に冷たいものも微かに残す点でアメリカ的というより少々の欧州の冷たい視線をも含めている振りも含めてこれら二作の対比が可能なのだろう。

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