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中西コーチ、藤浪のデビューは「ふさわしいところで」…阪神

スポーツ報知12月15日(土)7時2分配信

　日本ハムのドラフト１位・大谷翔平投手（花巻東＝１８）が、阪神・藤浪晋太郎投手（大阪桐蔭＝１８）とオープン戦開幕戦で、直接対決する可能性が１４日、浮上した。来年のオープン戦日程が発表され、日本ハムは２月２３日に名護で阪神と対戦。Ｖ旅行先の米ハワイから帰国した栗山英樹監督（５１）は大谷の順調な仕上がりを前提に「打つ方はすぐに勝負できる。みんなが見たい対決になる」と明言。投手・藤浪ＶＳ打者・大谷という今春甲子園の再現を予告した。

　中西投手コーチが「出し惜しみするよ。ふさわしいところでデビューさせることになる」と予告していた藤浪だが、最大のライバルの前でプロ初マウンドを踏む可能性が出てきた。

　開幕１軍を争う若手投手は１月下旬にブルペン入り。２月１０日前後に実戦マウンドを踏む予定となっている。だが、中村ＧＭは「無理をさせるのが一番いけない」とオーバーワークによる故障を懸念。フリー打撃やシート打撃などの登板を通常より１～２週間遅らせる見込みで、「２・２３」は初登板の格好のタイミングといえる。

　大谷は二刀流に挑むだけに、調整次第では投げ合いでなくマウンドと打席に分かれての直接対決もありそうだ。「ファンの方も楽しみにしていただいていると思うので、思いきってやりたい」と、３日の入団会見でも意気込んでいた藤浪。好敵手との新たな伝説が、南国で幕を開ける。