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日本シリーズ中は、TV見ない

2012年10月29日 08:37

日本シリーズ中は、TV見ない

虎D1・藤浪、英才教育!来季“半永久1軍”

サンケイスポーツ10月29日(月)7時51分配信

 異例の育成プランだ! 阪神首脳陣がドラフト1位の大阪桐蔭高・藤浪晋太郎投手(18)に対し、“半永久1軍”を検討していることが28日、分かった。好不調に関わらず、故障しない限り1軍帯同させるというもの。中村勝広GM(63)が、秋季キャンプ中に首脳陣らによる“育成会議”の開催も明かすなど、徹底した英才教育で、虎のエースに育て上げる。

 潜在能力は誰もが認める。今後の成長力も期待できる。だから最前線でプロという喜びと厳しさを吸収させたい。阪神の首脳陣が藤浪に対し、シーズンを通して1軍に帯同させるプランをもっていることが判明した。

 「彼の育成について(話し合いを)やらないといけない。監督、ヘッド、コーチ社長…。全員の関係者が集まる機会はなかなかない。秋季キャンプ中に社長が来るタイミングになるんじゃないか。早い方がいい」

 中村GMが、宝塚市内で藤浪育成の重要性を力説。11月1日から始まる高知安芸での秋季キャンプ中にも南社長和田監督らを交えて意見交換することを明かした。

 さらに来春キャンプの1、2軍振り分けに関しても「1軍の雰囲気を味わわせるのもいい。気温的にも沖縄の方がいい」と宜野座行きの切符を準備していることを示唆中西投手コーチも前日27日に「俺がみていく」と強調しており、来年2月1日から1軍に“仲間入り”する流れだ。

 フロントと現場が会議し、藤浪育成方針を固めるのはもう少し先だが、現場の考えは大方、まとまっている。チーム関係者はこう力を込めた。

 「基本的には1軍にずっとおいておく予定。調子を落としたときでも、帯同させながら修正させて、また登板機会を作ってあげたらいいと思う」

 金の卵といっても、まだ高校生。いきなり過度な期待や無理な練習は禁物だ。だからこそ、半永久的に1軍におく。常に中西山口投手コーチの管理下に置くことで、体調面などをきっちりチェック。さらに1、2軍の行き来で担当コーチが替わることによる、指導法のズレなどを防げる。藤浪自身の戸惑いなども少なくなる。まさに、松坂レッドソックス)やダルビッシュレンジャース)の高卒1年目のときのような英才教育を課すわけだ。

 巨人キラーだった故・小林繁氏(享年57)らがつけた背番号「19」など、着々と準備されるエースへの道。大きく育てるために、勝負の世界の“ド真ん中”に、藤浪のイスを用意する。

最終更新:10月29日(月)7時51分

サンケイスポーツ

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