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2012年10月10日 08:15
甲子園が泣いた!阪神・金本、ありがとう
サンケイスポーツ10月10日(水)7時51分配信
甲子園が泣いた!阪神・金本、ありがとう
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ナインに胴上げされた金本。21年間の現役生活に幕を閉じた(撮影・白鳥恵)(写真:サンケイスポーツ)
(セ・リーグ、阪神3-0DeNA、最終戦、阪神11勝10敗3分、9日、甲子園)アニキ、ありがとう-。阪神・金本知憲外野手(44)が引退試合(DeNA戦・甲子園)に「4番・左翼」でフル出場した。六回に中前打を放ち、二盗も決めた。最後まで大暴れして今季最多4万7106人の観衆を沸かせた。試合後は「野球の神様、ありがとう」と万感のスピーチ。鉄人伝説が幕を閉じた。
野球の神様が演出した粋な計らいだった。野球選手として最後の試合。3-0の九回二死。目を潤ませながら、左翼に立っていた金本の方向に飛球が上がった。
「何か笑えましたね、ホント。まさかのまさかなんで。簡単な打球でよかったですよ」
2005年の優勝時のようにウイニングボールをつかみ、今季最多4万7106人が詰めかけたスタンドに手を挙げた。鉄人の見納め。満場の甲子園が泣いていた。
「僕はこの甲子園の左バッターボックスでフルスイングすることはありません。正直言って寂しいです。やり残したことはたくさんあります」
ラスト1試合はまさに金本劇場だった。六回先頭打者では、三浦から通算2539安打となる中前打。さらに二盗を決めた。自身のセ・リーグ最年長記録を更新する通算167個目の盗塁でチャンスを広げた。新井の中前打で一気に生還を狙った。届かなかったが、闘志あふれるスライディングで球場を沸かせた。
長嶋茂雄にあと1に迫っていた通算打点を伸ばすチャンスは七回二死一、三塁。スタンドが揺れ、地響きのような金本コールが起こった。現役最終打席の結果は捕飛。 「真剣勝負で捕飛だから、ユニホームを脱ぐことを決意したようなもんです。納得しました」
壮絶な練習量で鋼の肉体を作り上げた。弱音を吐かず、当たり前のように試合に出て、打つ。阪神にFA移籍し、2003、05年の優勝に貢献した。凄みの塊のような強打者だった。4番としての信念がある。相手のエースと対戦するときは一番いい球を狙った。
「俺が差し込まれたら『金本さんでも打てない。俺もダメかも』と思ってしまうやろ。だから、そのピッチャーの一番いい球をガーンといくようにした」
教えを請う若手には必ず応じた。「どうしたらいいですか?」と聞かれれば決まって「どうしたらいいか? じゃない。自分がどうなりたいか、や」と返した。今春の沖縄キャンプでは、森田と中谷と食事をともにした。「持ってるもんはいい。あいつらが3番、4番を打つようになる」。割りばしをバットに見立て、イスから立ち上がり助言した。技術的なことでなく、数多く振り込む重要さを伝えた。
「生え抜きが4番にならんと強くならん」
移籍組でありながら、本気でそう感じていた。虎を本気で愛した。
セレモニーの最後、「たまにキツいヤジもありましたが、阪神ファンは温かかったです。やさしかったです。本当に夢をありがとうございました。野球というスポーツ、野球の神様、ありがとうございました」と声を絞り出した。感謝の気持ちを忘れたことはない。09年に右肩を痛め、満足にプレーできなくても、不屈の精神で立ち向かってきた。
「最後3年間は嫌いになりかけたね。嫌いになった時期もある。迷惑かけるくらいなら試合に出たくないとか。歯がゆい、情けないけど、チャレンジできたっていうのはよかったんじゃないかな」。ひとつの時代が終わった。受け継ぐべき中軸打者が育つにはまだ時間がかかる。果たして金本イズムは、受け継がれていくのだろうか。虎にとって大きな喪失感と引き換えに新たなシーズンが始まる。
仲間の手で背番号と同じ数、6度宙を舞った。もう涙はなかった。「怖かった」という人生初の胴上げ。甲子園の星空も、ファンや仲間の顔もしっかり見えた。
最終更新:10月10日(水)7時51分
サンケイスポーツ
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