隼太是好調！

阪神・隼太、Ｖ２点打！苦手左腕打ち

サンケイスポーツ10月22日(月)7時51分配信

　阪神・伊藤隼太外野手（２３）が２１日のフェニックスリーグ・巨人戦（サンマリン）で決勝の２点適時打を放った。苦手の左腕からの一打だった。甲子園で知らせを受けた和田豊監督（５０）も絶賛。１１月１日からの秋季キャンプ（高知県安芸市）での再会を楽しみにしていた。

　ホットな南国から、またもや成長の便りだ。伊藤隼のバットが止まらない。２戦連続場外弾に続いて飛び出したのは、決勝の２点適時打だった。

　「ああいう場面で結果を出せて、自信になります。試合の中で落ち着いていけるというか、良い意味で余裕を持てるようになりました」

　１－１の三回、一死二、三塁。マウンドには巨人のＤ１左腕・松本竜（英明高）だ。２ボールから力強くはじき返した打球は、あっという間に一、二塁間を抜けた。

　ルーキーイヤーの対左投手成績は、１１打数１安打で、打率・０９１。苦手克服をすべく、練習にもこだわった。通常ならば左打者は三塁線方向からのトスを打つティー打撃。しかし、伊藤隼は一塁線方向からのトスも取り入れた。背中側から入って来る、左腕の投球をイメージした。

　八木２軍打撃コーチは「彼は苦手の左投手を克服するために、考えながら練習している」と話す。効果は如実に表れており、今リーグでの対左腕成績は打率・２６６（１５打数４安打）、１本塁打、４打点。対右腕の打率・２８６（１４打数４安打）、３打点、２本塁打と大きく変わらない。

　秋の実りを伝え聞いた和田監督は「本人も（左腕に弱いと）言われるのが嫌なんだろう。頑張っているのを、見たり聞いたりしてきた。若い選手も見習わないといけない」と高く評価した。

　ハヤタは鍛錬の秋を経て、何倍もたくましくなる。

最終更新:10月22日(月)7時51分

サンケイスポーツ