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おおかみと熊

2012年07月26日 00:17

待ちに待った細田守監督のオオカミ子供の雪と雨と
メリダとおそろしの森を見てきました。
ついでにいわさきちひろドキュメントも。

おおかみこどもの雪と雨
簡単なあらすじ

大学生だったハナは大学で
無口な男性と出会う。
彼はトラックの運転手で大学の生徒ではなく教科書
なかったので彼女教科書の見せ合いから
仲を深めていく。

しかし、その男性の正体は絶滅したはずの
ニホンオオカミの末裔であった。
その秘密を受け入れた彼女は彼と同棲しはじめ
二人の間には子供が生まれる。

長女の雪はおてんばで暴れん坊
弟の雨はおとなしめで怖がり。
おおかみこどもということで周囲と
関わりを持たずに生きていた四人だったが
父親が水路に落ちて溺死してしまい
ハナと子供たちだけが残されてしまった。

病院に行く事も
保育園に通わせることもできず
二人を抱えて都会の中でひっそりと
暮らすにはあまりにもリスクが大きすぎると
三人は田舎の山の廃屋に移り住む。
最初は村の人達から敬遠されていたが
しだいに野菜の作り方を教えてくれたり
相談に乗ってくれたりと彼らは手を貸してくれる。

雨と雪もこの土地で暮らすうちに
次第に変化が現れ始める。
長女の雪は人間の生活に興味を持ち始め
小学校に通いたいと言いだす。
しかし、雨はなかなか人との生活に
自分から交わろうとしない。

二人が小学校に上がった頃から
雪は人間としていきる道を
雨はオオカミとして山でいきる道を
見つけるのだった。

感想
よかった。泣かなかったけれども
子育ての描写が凄くリアルです。
前編を娘である雪の目を通して書かれていて
雪が人間社会に溶け込むまでは人間どうしの
やり取りなのでセリフで理解できるのですが
山でオオカミとして生きる道を選ぶ雨の
心の動きは彼の行動から類推していくという感じです。
雨はキツネやオオカミとも話せるようですが
それは人間の私達には理解できない領域だから
わざと言葉少なになっているのです。
男の子女の子の考え方の違いというのも
結構大きくでていたのではないかと思いました。
もし狼男が生きていたら、男同士で話し合いもできたかも
しれませんが母親には立ち入れない領域っていうものが男の子には
存在するのだろうと思いました。

作中に新川郡っていう言葉がでてきたので
びくっとしました。
なんたって私の田舎富山県の下新川郡。
テロップにも富山県が協賛していたようなので
舞台富山の私の田舎と同じと考えてよさそうです!
田舎に変える楽しみが増えました。

メリダとおそろしの森

簡単なあらすじ
スコットランドの森の中のある国に
生まれた王女メリダは、自由奔放バイキング
父親の影響もあって馬を乗り回し弓矢を
撃ちまくる勝気な王女になっていた。

彼女も年頃で結婚しなくては
ならないのであるが
民族同士が対立している当時のスコットランドでは
自由に相手を選ぶことなど不可能で
争いを防ぐための政略結婚の色合いが濃かった。

そんなメリダの前に現れた
花婿たちはどれもパッとしない。
メリダは静かにしていろという母親の命令を無視し
勝手に花婿の力比べに参加し
弓矢で的を全部命中させてしまう。
花婿たちはメンツ丸つぶれ。

普段から礼儀作法にうるさい母親
これでは戦争が起こると立腹。
怒ったメリダは森へ出かけて
鬼火に誘われた先で魔女出会った
その魔女運命を変えて欲しいと
お願いしたメリダケーキを渡される。

メリダがそのケーキ母親に食べさせると
なんと母親は巨大な熊に変身してしまった。
しかし、メリダはその責任を魔女に騙されたと
認めようとしない。
お城に熊が現れたことでお城の中は大パニック
父親は熊を倒そうと城の中を探しまわる。
父親はメリダを助けるためにモルデューという
大熊に右足を食べられているため熊への怒りは計り知れない。

なんとか母親を森へ連れだしたメリダ
魔女のところへもう一度行くと
なんと魔法は2回目の日の出までに
引き裂かれた絆を戻し、プライドをすてるまで
解けないというのがわかる。
思い当たりのあったメリダは再び母を連れて
お城に戻ることに。
さらに、途中でモルデューに襲われる。
モルデューもどうやらかつて魔法にかかって熊にされた
応じの一人のようである。

城に忍び込み、婿候補と父親の前で
メリダが演説している間に
母親は部屋に戻る。
しかし、女中に発見されてしまい
またまた大パニック
急いで外に逃げ出す母親であるが
父親は彼女を追って森へ。
メリダも引き裂かれたキルトを持って
後を追う。

森では父親とメリダ母親をめぐる攻防が
繰り広げられるがそこにモルデューの姿が。
モルデューはメリダに襲いかかるが
母親彼女を助ける。
モルデューが石の下敷きになって死ぬと
二度目の朝日が登り始める。
しかし、キルトを縫い合わせたのに
母親は姿が変わらない
メリダ母親に自分の行いを謝罪すると
母親はもとの人間の姿に戻ったのだった。

感想
いろいろと期待ししてちょっと損した気分。
ケルトを題材にしたファンタジーなのに
なんだかアメリカっぽい自由主義
口を挟んできて正直そこはアメリカの考えでしょ?
っていう感覚がいなめず。
花婿たちが遠いところからわざわざやってきてるのにさ
メリダが自分から自由に相手を選びましょうって言われて
納得してるとか、民族同士がいつ敵になるか
分からないあの時代にもしものための保険なのに
それを言っちゃあ、戦争を必死で阻止しようとしていた
お母さんの気持ちを踏みにじることになっちゃうじゃん。

三つ子の弟たちの存在も
お城の中で撹乱させるだけで
その他はほぼ活躍なし。しゃべらないしね。

んでもって、女王メリダがすごく聡明なのに対して
男どもがすごい馬鹿。
メリダの父親とか、城で戦争ごっこやって
自分のかつての栄光を自慢ばっかしている奴で
奥さんメリダを叱ってやってほしいっていってるのに
元気があっていいじゃないかみたいな全く父親の威厳もクソもない
親父でした。

同じく、ケルト神話を題材にした
ヒックとドラゴンは父親と息子の関係が
ちゃんと書かれていたのでその点はヒックのほうが上だろうと思いました。
また同じくディズニーでお兄さんが熊になってしまうブラザー・ベアの
影響もちらほらみられました。

おそろしの森っていうわりには
森はそんなに怖くないですはい。


というわけで、今回はオオカミ子供を強くおすすめします。
メリダ家族の絆を書いているけれど
オオカミ子供にかないません。
子供さんがいる方はぜひ見るべき。
子持ちは多分泣くとおもいます。

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