糞映画にむかついてるぞ！

夏休み前が始まる来週から
話題作が大量に公開されるので
今週の映画館はなんだか見たいものもない。

そこで口コミで異例の4星を
キープしているスープ生まれ変わりの物語を見ることにした。
こういうファンタジーは好きだし。

簡単なあらすじ

妻と離婚して娘と二人暮らししている父親の渋谷。娘も15歳になり
父親に対して冷たくあたる。
せっかく作ってもらった弁当を
投稿途中で捨てたりと可愛くない娘。

仕事もうまくいかず、部下であった綾城に担当の仕事まで奪われてしまった。

そんななか、娘が不良仲間と
万引きを起こしてしまい
謝罪にかけつけた渋谷は娘を
平手で殴ってしまう。

その翌日、綾城と出張にでた
渋谷はそこで落雷に遭い
気がつくと、見たこともない劇場にいた。そこで現れたぶっきらぼうなバスローブの男と女あいうには二人は亡くなってしまったらしい。生まれ変われるまで死者の
街でフラフラくらす綾城と渋谷。
そこで得意先で三ヶ月前に亡くなった川島という親父から生まれ変わるためにはスープを飲まなくてはならないと聞かされる。なんでも、そのスープを飲むと前世の記憶をわすれるんだとか。

前世に見れんたっぷりの渋谷は
記憶を忘れないままで生まれ変わる方法を探すことになった。

一方で取り残された娘は
再婚した母親と一緒に暮らし始めるが、じつは離婚の原因が母親の浮気であるということがわかり
母親と距離をとるように。
さらに、父親への未練がつのり
頻繁に墓石にバラの花を添えるようになる。

渋谷は天国で記憶を残して生まれ変わるためには、スープを飲まずに、三途の川に飛び込むことだと
知り、実践して生まれ変わる。

高校生に成長した渋谷は
娘を探して自分の墓石に添えられた花屋のプレートから
娘が花屋で務めていることを
つきとめた。しかし、娘は翌日
結婚式を控えているとのこと。
彼女に対して自分が父親であるか
告げるか迷う渋谷は
勇気をもって彼女に会いにいくことにする。

娘の晴れ姿を目撃した
渋谷は父親の伝言として
彼女に祝福をおくったのだった。
そして、目的を果たした
渋谷は新しい人生を歩み始めるの
だった。

めでたし

感想
お話自体はドキドキもハラハラもない。死んで天国でスープを出してくれる店みたいなところまで歩いていくだけの話。

不思議に思ったのが
本当に可愛い女の子が一人も
でてこない。
娘も終始ブスッとしてて笑もしない。部下の女性も主人公の気持ちも察しないで蔑む言葉ばかりぶつける。奥さんも娘を全寮制の高校に叩き込んだり。
天国で出会った住人たちも
男は趣味の悪い柄のステテコ着て
女もビッチ臭くタメ口で話すようなやつばっかりで萎える。夜はクラブで踊ったりとか人間の世界より堕落している。まともで好感もてたのは主人公だけだった！
松方弘樹が女子高生に生まれ変わって主人公に諸体験の有無を聞かれた時の、こいつの
「女の方が気持ちがいいわ！」っていうビッチ発言に怒り心頭。
中身がおっさんで大股開けてあぐらかいてる女子高生とか見ただけで萎えるわ！

ふと思ったんだけれど、
人間に生まれ変わるって
自分で選ぶことができない選択
なんじゃないのか？
人間の数よりも、海に住む小魚
のほうが遥かに多いし、
それがスープを出してくれる店に
言って飲んだだけで人間に生まれ変われるなんてできすぎなんじゃないのかなとおもった。
お金がなくても生活に困らない見たいだし、生まれ変わらずにずーと天国にいりゃいいじゃん！とさえ思ってしまった。
ここら辺の設定が曖昧だから現世と天国の退対比ができてないしスープのありがたさも見えてこない。綺麗にまとめたのは評価できるけど、最後のおまけのカットも正直いうと不用。これが4星評価なのはちょっとびっくり。