ピアノと泥棒

ピアノと泥棒

簡単プロット

1 
泥棒のジョゼとバスは銀行から
お金を盗み、逃げ込んだ劇場の
舞台の下にお金を隠す。

そこに舞台の夜の警備を
やっている女の子と出会う。

あなたたちは誰だと問われた
ジョゼはいいピアノだから
見にきたと説明。
自分は昔ピアニストだったから
いいピアノか悪いピアノかはわかるとジョゼ。名前を聞かれたジョゼは慌ててジョージと名乗った。。

その名前を聞いたことがある少女は、彼にピアノの先生をして欲しいと頼む。彼女はリリーといい一週間後にコンテストの予選会があってそのためにレッスンしてほしと言う。試しに弾いてみろと言う言葉の通り。
女の子は弾いて見せる。

ジョゼは彼女の演奏をこっぴどく批判し、諦めろという。
もう一回、と言う女の子の熱意におされてジョゼは朝まで練習に付き合うことに。

結局、彼女を家まで送り届け
お金は舞台の下に隠したまま劇場を出る。

バスは変な嘘をついたジョゼに
腹を立てている。
好い加減本当のことを教えろよ。
俺にもまだ言ってないことがるだろ！知ってどうするんだよ。
俺はジョゼでいい。
あーもう、
とっととこの街を出て行こうぜ！というバス。
しかし、コンサートポスターの
審査員にある男の顔をみてジョゼはもう一仕事してから街を出ようと言う。

2
あるお金持ちのお屋敷
この街で一番の名家である
ナリキン家である。

その家でさっきのポスターの男と
その家の娘のイザベルがめんどくさそうにピアノを弾いている。
今日のレッスンはここまで、
と聞いてイザベルは喜んで外に遊びに行った。

そこへイザベルの父親、フリントンがやって来る。娘をコンテストで優勝させたい父親はその先生に
対してお菓子の箱を渡す。
そのお菓子の箱を開けるとお金が
入っている。他の審査員の先生方にもよろしく。

それを木の影から覗いていた
ジョゼとバス。
なんだよ、あれじゃ
できレースじゃないか！
とバス。

屋敷の警備は硬く乗り込めそうもない。おそらく金は寝室の金庫に
あるだろう。窓が一つあるが
そこにたどり着くのも大変である。

その夜、再び劇場に忍び込んだ
二人はすでにリリーがピアノの
前に座っていたのにびっくり。

リリーは嘘をつかないでとつめよるジョゼが十年前に
行方不明となった天才的なピアニストのジョージ・シュトラウス
でしょと言う。

そうだ、その通り。
とまた大嘘をこくジョゼ。
レッスンをお願いしたいが。
お金がない、リリーは自分を
好きにしていいといいだす。

わかった、と了解したジョゼは
ちょうどしたいことがあったんだとお前をコンクールで優勝させてやる。俺について来い。

その言葉を聞いてバスはびっくり
おいおい！ジョゼ！

早速練習を始める。ジョゼとリリー。

3
そんなこんなで予選会当日
イザベルの演奏を聞いて会場は
あくびをする人が多数いる。
リリーは壇上に登る。ジョゼとバスを探している。彼女が引き始めると会場が一瞬静かになる。

同じ頃、主人が留守中は守衛たちに隙ができている。変装したジョゼとバスは彼らに酒瓶を渡す。みんなで飲めと。

まんまとナリキンの寝室に
忍び込むジョゼとバス。
金庫に手をかけるジョゼ。
補聴器を取り出して、鍵を開けてしまう。しかし、彼はお金を盗まない。自分が盗んだお金と中に入っているお金を三束取り替えて
金庫の中の札束の山の一番上に
おいた。

おいおい！ジョゼ！
なんのために忍び込んだんだ！
これじゃあ損じゃないか。

二人は何も盗まずに屋敷をでる。

4
会場
イザベルが泣きながら会場から出てくる。それを追いかける父親。
なんであの子の拍手が私より大きいの？何をいう予選は通過できたじゃないか！渡し完全に負けたわ！

父親の後ろピアノの先生がいる。
そして横目でリリーがジョゼの
名前を口にする。
そこでピアノの教師の脳裏に
かつて自分の教え子だったジョゼの姿を思い出す。この街に帰ってきていたのかー

5
リリーの家、食卓には
ご馳走がならんでいる。
どこえいっていたのかとジョゼに
尋ねるリリー。客席から見ていたと言うジョゼ。メンタル面での試練だと彼は言う。お前はこれから
一人でステージに立って行くんだ
親や先生がいなくなっても立ち続けていかなければいけない。

ジョゼはリリーにお金を渡した。
これでドレスでも買いな
そんな！いいんだよ。

わかったよ、ジョゼは俺のことただの都合のいい人間としか思ってないんだな！俺を助けてくれた時だってそうだった、

バスは前の街で泥棒し、ジョゼの後ろに隠れた。そして実の兄が盗んだ商品の値段はこいつが払うという。仲裁に入ったのがジョゼだった。バスは確認のために名前を聞かれる。ジョゼとなんとなく口にするとその男は自分はジョゼであると名乗り。弟のしたことを許してくれと言って盗んだものの代金を払った。
男の名前を勝手にきめたのはバスであった。つまりジョゼの本当の名前は不明。

バスは劇場のしたへ行く。
しかし、隠して置いたお金がなくなっていた。

6
街で酒を飲んでいる初老の老人
ツケをこれで払うとお金をもってくる。大金である。それを見つけたバスはその老人を追いかけて行く。俺の金だぞ！

しかし追い回した先で警察官と
鉢合わせする。こんな大金をどうしたんだ？そしてお金の番号を見て、盗まれたお金だと気がついた
警官はバスを逮捕してしまう。
それを目にするリリー。

7
コンクール前日
よる劇場で、リリーからバスが
逮捕されるのを聞いた。
いいんだあいつはもう相棒でもなんでもないんだ。あなたのお友達でしょ。嘘だよ、え？
あいつは泥棒さ、俺もな。
俺はジョージシュトラウスでも
なんでもない。
それじゃあ、今までのは
俺は本に描いてあったことを
そのまま言っただけだ。あとは適当。あんたには才能があるのさ。
さ、最後のレッスンはこれで終わりだ。待って、これ、バスの保釈金に使って。もう必要ないもの。

8
留置場、
バスは共犯者がいるだろうと
尋問をうけているが
バスは知らないと言う。
そこにジョゼがやってくる。
保釈金を払う、ジョゼは自分が
犯人であるといい警察官に逮捕される。残りの金はどこへやったんだ？この金は？リリーが返してくれたんだ。俺の代わりに彼女のところへ行ってくれないか？
バスはコンサート会場へ走って行った。

9
リリーは楽屋にこもっている

ミスリリーのは棄権。
舞台には審査員とナリキンの父
とその娘。
ちょっとまったー、とバスが
走ってくる。このコンサートはインチキだ！優勝はイザベルに決まってる！ナリキンは審査員を買収してる！本当だ！
俺はちゃんと見たんだ！

そんな証拠がどこにあるのか？
証拠ならここにあります。
そういって捜査官が入ってきた。
手にはお札がある。これは先日盗まれた銀行のものです。しかしこれは偽札なのです。お金の動きがわかるようにね。そして、同番号の札がナリキン氏の金庫
それから審査員の方々の家から見つかりました。

なぜだ？誰がそんなことを
審査員たちは次々に連れていかれる。このコンサートは公平性に欠けるので中止とします。

観客たちが怒っている。
おい！まだリリーの演奏を聞いてないぞ。

バスはリリーところへ行く
リリー、みんなが君を呼んでる。
わーわー、リリーは舞台に立って
ピアノを引くことに。

優勝はなかったが、リリーの
存在は誰の心にも強く刻み込まれた。

10
拘置所、おい！ジョルジュ！
は！同じ囚人が名前を読んでも
彼は気づいていない。
お前、名前を読んでも気づくのおせーよ。本当にお前の名前なのか？
囚人用のレクリエーション部屋に
ピアノが置いてある。
彼はそのピアノを弾き始めた。

彼はその後、数年で刑務所を出ていった。バスとリリーのが迎えにきた
ジョージシュトラウスだよ！
彼も十年前に音楽審査員の罠にはめられて金を騙し取られた！
そんな名前のやつはいないよ。
ピアノがうまいやつがいたけれどね。と看守。

彼がジョージシュトラウスだったのか、それともただの泥棒だったのか真実は彼だけが知っている。

その男は街を出てまた別の街へ歩いて行った。