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ブラック・ブレッドと素晴らしきかな人生を見るぬ

2012年07月06日 02:03

齋藤智裕の書いた糞小説、KAGEROU。
リストラされた四十代のおっさんデパートの上から
飛び降り自殺をしようとしているところへ全国ドナー協会の
青年が現れてお前の臓器を買いましょ~と持ちかける。
んで、心臓少女移植した代わりに自分はねじまき式の
心臓を埋め込まれるんだわな。病院から抜けだした少女おっさん
そして芽生えた愛。少女はねじまき式の心臓を巻くのでした。
めでたし。

今月公開になる崖っぷちの男という映画も
ビルから男が飛び降り自殺をはかるってとこから
始まるんですが、このどっからか飛び降りる前に
天使だか死神なんだかが仲裁に入るっていうのの
元ネタは素晴らしき哉、人生っていう二時間以上ある
昔の映画なのでした。

昔の映画は今みたいにみなさん急いで見るって感じじゃなかったから
この素晴しき哉、人生も物語の展開にはいるまでがすごく尺が長い。
最初に神様天使自殺するはずの主人公を助けろっていうシーンから
始まって、実際に天使が地上に降臨するのは物語の最期の20分かそれくらい。
そこまでに主人公の人生の紆余曲折を描くことにすべて費やしている。
この自殺仲裁されるネタから始まる物語は生命の問いかけに始まり終わるのがセオリーである。
かくいう私もこのネタを使って以前ストーリーを描いてしまっていた。
(詳細は死神ゲームセンターを参照)

お話は優しくってよかったと思ったけど、
途中でうとうとしてしまったのは私が最近の映画に毒されてるからかもしれない。

で、続いて見たのがスペイン映画のブラックブレッドという映画。
副題に大人たちの嘘が僕を悪魔に変えていく~っていう
おどろおどろしいものがついているが、主人公の男の子は別に人殺ししたりはしない。
舞台第2次世界大戦後のスペインで、西欧諸国で赤狩りが流行っていた頃の話。
村の住人が誰かに殺されてしまって、その容疑が共産党員の主人公の父親にかかる
そしてお父さんが出ていったので親戚のおばさんの家に身を寄せたら
意地悪ないとこと学校の担任と援交してる女の子
叙情不安定なおばさんとかいろいろ問題のある人がいて主人公は
騙し騙され生きていく事になる。
結局、逃げたと思っていたお父さんはその家の屋根裏に匿われていて
逮捕されるんだけれど、その逮捕される理由は殺人じゃなくて
農場主の弟を同性愛の罪で局部を切り落とした張本人が父親だったわけだ。
そしてあろうことかその農場主のに自分の息子を養子にあげるのを条件に
彼は人殺しを引き受けたという話なわけだ。

家族全員が嘘をついていて
主人公の少年はそのたびに傷ついていく。
結果的には主人公はお父さんやお母さんの気持に
未練を残しながらも自分の選んだ道をいったんだけれど
やーなんだかかわいそうな映画でありました。

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