- 名前
- ポマポマ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- はじめましてこんにちは。 ポマポマといいます。 絵を書くのが好きで漫画など書いてます...
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墓場再考
2012年07月08日 01:23
私は墓場が好きだ。
幽霊自体は信じていないので自分の親族が入っていない墓地に入るのもあまり躊躇しない。
心のなかでおじゃまします、と一声唱えて
ざざっと墓地に入っていく。
大阪にある一心寺は江戸時代から、明治の有名な落語家の
墓もあって墓地のテーマパークといって良い。
ここの墓地は暗くなく人もたくさんいるので気軽に立ち寄れる。
インフルエンザで亡くなった人たちの碑などもあり
こういったものを見つけるのが楽しみなのである。
特に私がお気に入りなのが大阪に現存する最古の陸軍墓地である
真田山陸軍墓地である。
ここは小高い丘に平然と並ぶ墓地で、戊辰戦争から太平洋戦争まで
の戦死者を埋葬しているのである。
二十代前半の若者の多くが亡くなっていることは大学生時代の私には
非常にショックの大きいものであった。それも、みな膝の丈ほどしか無い
墓地に一律に並んでいるのである。将校クラスになると奥のばかでっかい墓があって
そこに埋められているようである。それでも太平洋戦争になると
収容できない数の兵士がひとつの蔵のようなところに押し込められるようになっている。
そこもボロボロで今にも瓦が降ってきそうな建物だった。
で、最近ふと立ち寄ったのが
近所の墓地である。
ここには小学校時代に親交のあった
友人たちの墓が結構あって
あいつ死んでないかなとか見に行ったりするのである。
ずっと気になっていたことなのだが
小学校の同級生の兄が自殺したというのを
耳にしていたのだった。
その噂は狭い町内であっという間に広がったが
真相はよくわからなかったのだ。
でも、お墓の前にある戒名板を見てみると
でちょうどその話を耳にしたころと同じ年に
二十代前半の男性の名前があったのだった。
間違いなく同級生の兄である。
何があったんだろうな~とか
今になって思ってしまう。
生前のその人の姿を知っていると余計にそう思う。
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