- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】62-1、贖罪のアドルフ。
2012年02月27日 19:58
香住町上空。
「気をとりなおして」
「ワルキューレ作戦、発動!!」
ふたり同時に叫ぶ。
「今度は時間、大丈夫よね?」
「もうこの時間だと学生にもビジネスにも影響ないんでないかい?」
いわゆる「放課後」だ。
こいつらも律儀だったわけだ。
麻衣子はアドルフとともに帰路についていた。
「!!」
麻衣子は何かに気付き、立ち止まり、アドルフを抱えて伏せた。
ばごおおおん!
爆発が麻衣子の向かっている方角に起きた。
上空からビクターがビームを射撃したのだ。
「いきなり、危ないじゃないのよ!」
「ぴよぴよ!」
ふたりに抗議する麻衣子。
「そりゃ、敵だからな。不意討ちって奴だ」
「ちょっとビクター。敵同士でも礼節ありでしょ」
「どうせ最初の一撃はかわされるってお約束だと思ったんだ」
「用事なら早くしてなのよ。わたしは忙しいのよ」
忙しい様子には見えなかったが。
「とりあえず降りましょう、ビクター」
あっさり降りた。
「やあやあ我こそは、香住町の歌姫、青柳麻衣子なんめり~」
なぜか侍っぽく名乗る麻衣子だった。
「なぜ侍?」
「『相手に名を尋ねる前にまずは名乗れ』を実践しやすいからなのよ」
だそうだ。
「我が名はビクター。ビクター・フランクル」
「我が名はベンサム。」
「ふたりはパラシュート部隊!」
勝手に呼称する麻衣子。
「勝手にユニット名決めるな!!」
「いますぐ馬鹿ルディに名前を変更しなさい。さもないと地獄へ落とすわよ」
占い師っぽく言う麻衣子。
「馬鹿るでぃなんて嫌だ!」
「ならばカイジャリスイギョにしなさいなのよ」
「長すぎる!」
「じゃあ、コアラ」
「普遍的すぎるわ!」
「2700」
「単なる数字かよ!そんなユニット名で受けるわけないだろばーか」
何の話だっけ?
「そうだ。バトルだった!!!」
「我々はアドルフ、お前を地獄へ落として完全消滅させるために来たのだ」
ビシッとアドルフさんを指差して叫ぶビクター。
「ぴよぴよ!」
「アドルフ、この人達知ってるの?……ふむふむ。な、なんとっ衝撃の答えが!」
「ふははは我らの名を聞き怖れたかアドルフ!」
「「あんただれ?」だって」
ズコー!!
いや真面目な話、本当にアドルフは
彼女らを覚えてないのだ。アドルフ本人に嘗て妹がいたことの記憶もないのだから、記憶喪失の類いもあるかもしれない。
「知らないとは、ますます許せない!我らユダヤ人はお前のせいで散々ひどい目にあわされてきたのだ!私は妹以外の家族を殺されたのだ!それを知らないとは!」
ズドーン!
ビクター怒りの銃弾が放たれる。
アドルフを抱えて逃げかわす麻衣子。
ばごおおおん!
地面に当たり、爆発を引き起こす。
「あいうぃっしゅリインカーネーション!」
麻衣子が魔法騎士パールスノウに変身する。
「邪魔をするか、スターライト!」
「そりゃそうでしょ、ビクター。仲間意識による幸福増大にアドルフが入ってるね」
「パール・ソーラー」
いきなり必殺技な麻衣子。長槍を弓にして、光の矢を放つ。
「マジックバリア」
どごぉぉん
「威力を半減されたのね」
ベンサムが防御に徹して、ビクターが攻撃に専念する。そういう戦闘スタイルのようだ。
続く!
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