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【魔法少女っ】58-5、三年殺し。

2012年02月09日 20:13

「何がおかしいですっ?」
「人間の愚かさじゃあ!」
傍らに侍らせたTPPメンバーの回復魔法で傷を塞ぎながら、チャウシェシュクは笑う。
「どうじゃ。強き者が弱き者を蹂躙した気分は。スカッとするじゃろう?…つまりはそういう事じゃあ!」
重力魔法で茜を一気に地面に退けるチャウシェシュク。
尻餅をついて立ち上がる茜。
「無理しちゃだめだよ」
小春が駆け寄る。
「03」
破壊光線を放つポケットベルネガイナー。
「当たらなければどうって事ないわよ」
かわす麻衣子
「3316」
今度はミサイルだ。
デイトナ・プロテクション!」
防御魔法ミサイルを受け止める千歳
「てえぃ!」
槍で突き刺す麻衣子
「1101」
もがき苦しむネガイナー。
「そろそろとどめね。パール・ソーラー!」
ラーンスロッドを弓に見立てた光の矢が放たれ、ネガイナーを包み込む。
「42」
ちゅどーん
しゅうう……
ネガイナーは浄化され、ポケットベルに戻った。
アイテムゲットなのよ」
拾う麻衣子
高笑いをするチャウシェシュク。


「そんな無価値なもの、くれてやるのじゃあ!」
先程まで「強力な願いのチカラだ」とネガイナーを酷使していたチャウシェシュクが言う。

「考えてみるんじゃあ。もしわしがネガイナーにしなかったならば、電源も入らず、サービスも存在しない、単なる箱なのじゃあ。つまり、ネガイナーにしなくては全くの無価値なゴミなのじゃあ!」

チャウシェシュクか傍らのTPPか知らんが上空からおびただしい数の雷(?)を落とす。
威力はないが、目眩ましには充分だ。
「逃げるなですっ」
「ひゃははは!今日は久しぶりの挨拶がわりじゃあ!」
目眩ましに視点が定まらないままに、チャウシェシュクは去って行った。

「なんだったんだろうね、じいさん」
小春は素朴な疑問を想う。要は以前と様子が違うと言うことだ。
「長年の付き合いですが、わたくしにもさっぱりですわ」
その千歳の言葉に、やはりチャウシェシュクに異常事態だという確信を得た。

「なんか、落ち着かない感じよね」
麻衣子は天を仰いで言った。
なんか、世界全体がぐるぐる廻る速度を早めて焦っているような錯覚

次回に続く!

このデジログへのコメント

  • たかふみ25 2012年02月09日 20:16

    イワンのばか。

    「三年殺し」という必殺技をかけられたイワンがその残された時間を使って子供達を虐待するなどの残虐行為を行う話。

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