- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】57-5、呑気なひと。
2012年02月03日 20:38
放課後。
「ただいま~!」
「ぴよぴよ!」
元気に顔を出す麻衣子(とアドルフさん)。しかし、演劇部部室にはぽつんと茜ひとり。
「劇団一人ですっ」
「ぴよぴよっ(喝っ!)」
「むしろ茜が喝をいうべきなのよ」
と、バカな戯れをはさみ、シリアスな話題に。
「で、小春たちみんなは?」
「実はかくかくしかじかですっ!」
「なんだって~!鹿に核ミサイル!あをによし~!ってち・がーう!はしょらないで話しなさいよ」
「小春が頑張って、眠り姫になったのですっ」
「ぴよぴよ!(要約してるっ)」
「あのばか……」
麻衣子は小春に残した言葉に多少の後悔をした。
『街の平和、頼むわよ』
あれは別に小春にリーダーとして負担をさせる意味ではなく、麻衣子が小春を信頼している意味で言った言葉だ。
しかし、前者的な結果になってしまった。
「でも、良いこともあったですっ!」
茜は有希の魔法少女復帰を言わんとしたが
「むがが!」
口を押さえられる。
「……やっほい」
有希が姿を現した。
「相変わらずですね、有希先輩は」
「……東京土産。……せびり」
遠慮のない有希だった。有希は中等部じゃないから、麻衣子の立場では部外者だが、麻衣子の尊敬人物であるので土産を分けるのはやぶさかではない。
てか、有希がせびりに来るのは計算のうちだった。
「東京スカイタワーのプラモデルですよ」
土産を渡す。
「……モズラは?……ゴマジラ(三丁目版)は?」
「自分で買ってください」
「あはは。ところで受験はいかがでしたか」
茜が聞くと有希が止めようとした。
「……タブー」
どよーん。
「うー。うまくやったような、やれなかったような。マークシートずれてたかも。いや、面接は特に失敗してないし。しかし無難すぎてつまらないかな。……ぶつぶつ」
しゃがみこんで、思案にくれる麻衣子。
「……ん。大丈夫だ麻衣子。……試験は終わった。……結果を待つのみ」
なでなで…なでなで…。
「先輩、子供扱いしないでください」
「……お前なんか子供だ」「ぴ~よぴ~よぴ~」
アドルフさんが久しぶりに茜に逢うので抱きつく。
「あはっ。可愛いですっ~」
なでなで…なでなで…。
一方、その頃、デストロンコブラは…。じゃなくてネオバビロニア帝国は。
「こんばんは~」
ごくりと唾を飲み込む、チャウシェシュクとサダム。
目の前にはTPPのメンバー達。なぜかメイド服的な衣装である。
隊長を倒され解散となった親衛隊。
その実働部隊たる彼女らは次なるポストを求めて軍に来たのだった。
「よりどりみどりじゃあ!」
「興味ないな。だが使える手駒としては優秀なスペックだ」
反応は対称的で、枕営業に抵抗感ある者はサダムに。
枕営業大好きや、枕営業でなくてもじじい好きな者はチャウシェシュクについた。その数はきっぱり半分になった。
「次なるセンターは軍部で最も実績を上げた者ということで」
ちゃんちゃん
このデジログへのコメント
枕営業。
枕を営業する活動の事。低反発枕の登場により枕多様化時代が到来したため枕界のソムリエが必要となった。枕営業の達人は客の首の形を見ただけで最適な枕を選抜できる
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