- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】27-3、突発的な水泳大会
2011年08月24日 07:17
「怪しい……」
プールの物陰で呟く怪しい人影があった。
「ものすごい説得力だー!」
水泳部員のひとりからガビーンと突っ込まれる人影。メイドのサラだ。
で、サラは誰を怪しんでいるのか。それは談笑してる千歳たちにはわからない。
ずぎゃあああん!
何の前触れもなく、怪物登場!
「ケーロヨーン!」
巨大な音符…じゃなくて、おたまじゃくしの怪物だ。
「いきなり現れたですっ。やっつけるですっ。みんな逃げるですっ」
茜はカメラをつかさにあずけ、ラウンドドライバを構える。
「やっつける?」
事情を知らないかずねは首をかしげる。
「そうかなぁ…」
「ケーロヨーンケーロヨーン」
おたまじゃくしは縦横無人にプールを泳ぎ回る。
かずねの案ずる通りに人畜無害そうだ。
「でも、やっつけて、浄化してあげるのがわたし達の使命なんです~」
「茜さん、わたくしみたいな事言ってるし」
千歳は苦笑いする。
「千歳ちゃんは逃げないの?」
かずねは尋ねる。
「わたくしは脚が弱いんで、逃げづらいですわ」
「じゃあボクも逃げない!」
「お構いなくお逃げくださいませ」
苦笑い続ける千歳。
「…わたしだけで頑張るか……とうっ!」
魔法騎士カーマインに変身する茜。
「わ~。茜ちゃん可愛い~」
水中で拍手するかずね。
「すぐにやっつけるですっ!例えばキッ~ク!」
たか、とし、えはら!たとえば~♪
まあ、ぶっちゃけライダーキックである。
「ケーロヨーン!」
いたがる、おたまネガイナー。なんか可哀想になってきた。
「これも騎士の情け!葬る前に存分に泳がせるですっ!」
じゃじゃん!
「第3回、ぴよぴよ杯争奪、女の子だらけの水泳大会~」
どんどんひゅーひゅーぱふぱふ~♪
「ぴよぴ~よ♪」
解説はアドルフさんです。
「優勝商品は羽前グループの慰安ソープです」
とサラ。
「いらないですっ」
突っ込む茜。
「茜さん。何を勘違いしてるんですか?石鹸ですよ」
「ぴよぴより~」
しょげるアドルフ。
「あのっですねっ!なんでもないですっ」
顔を真っ赤にする茜。
「まさに茜色に染まってる」
クスリと笑うサラ。
「貰えるものならなんでも貰うよ~。ボク頑張るよ~」
プールサイドから手を振るかずね。
「茜さんの代わりにわたくしも頑張りますわ」
水中から手を振る千歳。
「水泳部の面子にかけて、負けられない闘いがここにある!ね。千歳には悪いけど」
3年なので大会とかからは引退した静が張り切って準備体操する。
「ぴよぴ~よ」
三者三様のすくみずや競泳水着を見て鼻血ぶーなアドルフ。
「わたしだけしか見ないでください~」
つかんで振り回す茜。
「実況と解説はバカップルなので私が実況を務めます。羽前グループのメイド。此花ささらがお送りします」
サラがお辞儀して実況席につく。
「わたし達は何をするですか~?」
「バカップルはスタータをお願い致します」
そんなこんなでギャラリーも集まりだした。
「いよいよ世紀の対決!一旦CMで~す」
うるとらそる!へいっ!
続く!
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