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横浜銀行渋かった、預金ならず
2011年07月30日 08:03
虎痛恨ドローの凡プレー!真弓監督、珍し怒
サンケイスポーツ7月30日(土)7時51分配信
(セ・リーグ、阪神4-4横浜、12回戦、阪神6勝5敗1分、29日、甲子園)たかがワンプレー。されどワンプレーだ。決して気を抜いたわけではなくとも、小さなミスが、逆転Vを狙う上では大きな“命取り”になる。序盤の楽勝ムードが一転、最下位・横浜に痛恨ドロー。試合後、阪神・真弓監督は流れを変えたミスを振り返り、顔をしかめた。
「あれは声の連携でしょう。注意しときます」
あえてキッパリ指摘した。前回15日に抑えられた清水を早々と攻略し、4-0で迎えた四回だった。一死から村田の打球が左中間へ。中堅・平野が全力で追いかけたが…途中で失速。間を抜けた打球を回り込んでいた左翼・浅井が捕球した。
二塁打-。復帰登板の久保の調子は決してよくなかった。だがこれをキッカケに二死満塁とし、清水の代打・ハーパーに2点二塁打。確実に流れが変わった。
「平野が浅井に声をかけたが、浅井も平野に声をかけた。こういう時は普通、捕らない方は声を出さない。ああいうところがな…」と山脇守備走塁コーチ。つまり、『捕る』と意思表示した平野に対して、浅井が『任せた』という“返事”をしてしまったことが原因。これで平野が、動きを止めてしまった。
二塁本職の平野と、レギュラーではない浅井。しかし「もう何回も2人で守ってるんだから。痛いな、外野のミスは。無くさないとアカン」と同コーチ。浅井も「連携がうまくいかなかった。あれは捕ってあげないと。僕は平野に任せていたんですが…久保に申し訳ないです」と猛省した。
「『センター』という声は聞こえたんですが…。イージーな打球ではなかった。飛び込もうと思ったんですが、浅井も(落下点に)着くのが早かった」とは平野。最良の判断は最初から浅井が捕りにいくべきだったか。そんな小さなミスから派生した勝負の流れは、最後まで戻らなかった。
もちろん、守りだけではない。「追加点を取らないとこんな流れになってしまう」と真弓監督。三回二死満塁では、上本の中前適時打で二走・ブラゼルが本塁突入し、楽々の憤死。以降わずか1安打と沈黙した。
借金20の相手にいまだ貯金1。虎がもたつく間に首位・ヤクルトとのゲーム差は7・5に開いた。スキを見せている間は、追撃どころか、貯金もままならない。
最終更新:7月30日(土)7時51分
サンケイスポーツ
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