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まだまだ 望みは捨てません!
2010年09月30日 08:04
阪神、優勝へ望みつないだ!能見は1失点で6勝目
サンケイスポーツ - 2010/9/29 21:12
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(セ・リーグ、阪神3-1巨人、最終戦、12勝12敗、29日、甲子園)阪神が巨人との接戦を制して優勝マジックを「7」とした。三回に3点奪って逆転すると、先発能見が巨人打線を1失点に抑える好投。7回から久保田-藤川球とつないで逃げ切り、優勝へ望みをつないだ。
追いつめられた虎が、巨人に牙を剥いて襲いかかった。逆転優勝へ、残り8試合でマジックを「8」として迎えた2戦目。絶対に負けられない一戦で、真弓監督が動いた。瀬戸際での戦いを前にしても、「ずっと状況は一緒」と話していたが、今季初めてブラゼルをスタメンから外した。
リーグ2位の45本塁打している大砲は、最近5試合で20打数3安打、打率・150、0本塁打、2打点。本調子とはほど遠い上に、巨人先発・ゴンザレスに対しても対戦11打数0安打の7三振と相性が悪かった。チームとしても、対戦防御率2・19と苦戦していた右腕攻略のため、5番に金本を、一塁には関本を起用。打線の活性化を図ると、その関本が流れを引き寄せた。三回の守りだ。1点を先制され、なおも二死一、二塁のピンチで、阿部の痛烈なライナーを横っ飛びでつかんだ。4月20日の広島戦(甲子園)以来、約5カ月ぶりにスタメン起用された背番号「3」が守備でリズムを作ると、バットでも魅せた。三回先頭で、直球を逆らわずに右前へ弾き返した。チーム初ヒットで攻略の足がかりを作ると、続く坂の打球が右翼手の頭上を越えた。(写真)
「真っすぐ1本。1、2、3で振ったら真ん中に来てくれたので当たりました。良い当たりだったので、ホームランになってくれたらいいなと思って走っていました」
今季3号の逆転2ランかと思われた当たりは、ビデオ判定の末、フェンス最上部に直撃した適時三塁打へ。「ノーパワーです。ウエートします」と振り返った当たりで同点に追いつくと、勢いに乗って一気に攻めた。続く能見が一ゴロに倒れた一死三塁から、マートンの左翼への犠飛で勝ち越し。さらに、平野の死球と鳥谷の右前打で作った二死一、二塁で、新井が中前適時打。リードを2点に広げ、試合の主導権をにぎった。逆転優勝へ。文字通り、全員一丸となって戦う猛虎が、“首の皮1枚”から奇跡を起こす。
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