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痛恨のさよなら暴投・・・・・

2010年09月23日 06:15

痛恨のさよなら暴投・・・・・

阪神、痛恨のエラーでサヨナラ負け…中日と3.5差に
サンケイスポーツ - 2010/9/22 20:55
写真


 (セ・リーグ中日1x-0阪神、23回戦、中日13勝8敗2分、22日、ナゴヤドーム阪神中日との首位攻防第2戦でサヨナラ負けを喫した。0-0の九回裏一死満塁から、堂上剛の一ゴロをブラゼルが本塁へまさかの悪送球。天王山での痛い連敗で、ゲーム差が「3.5」に広がった。

 攻めて攻めても、あと一歩届かない。これが“鬼門”なのか…。負けられない天王山第2ラウンドで、またもダイナマイト打線が不発。新井が試合を決め損ねると、黄色く染まった左翼席が声を失った。

 同点の八回だ。先頭のマートンが四球で歩き、平野犠打。一死二塁から鳥谷が投ゴロを打ち付けると、続く新井は2番手・浅尾の直球に力負け。右飛に倒れた。

 初戦を落とした前夜、真弓監督は「厳しい状況になった? まだまだ。何言っているの。まだまだ」と強気に話した。2連勝すれば逆転は十分に可能。ファイティングポーズを崩さなかったが、打てなくては主導権は握れない。

 一回は二死から鳥谷新井の連打で一、二塁としたが、ブラゼルが空振り三振に倒れた。三回にも一死二塁の好機を作ったが、鳥谷が一ゴロを打ち付け、新井は中堅正面へのライナーに仕留められた。

 五回には一死二塁を作り、六回にも無死一、二塁の好機をつくるが、あと1本が出せない。先発した中日・山井から試合の流れを奪えず、重い空気に包まれた。

 敵地では、この試合前まで21イニング連続無失点。和田打撃コーチは、「クリーンアップが、もうひと踏ん張りしてくれないと。1、2番が塁に出てるんで、返すところがね。あした(22日)勝たないと、どうしようもない」と力を込めた。そして、策を練った。

 右投げの山井攻略へ、左打者を並べた。今季最初の対戦となった8日の中日戦(スカイM)では、8回を1失点に抑えられて敗戦打線に変化をつけた。

 平野を今季3度目となる中堅でのスタメンで起用し、二塁に坂を入れた。9月の出場9試合で13打数安打打率・386、2発2打点の若武者を8番に入れ、『7番・右翼』は20日の巨人戦甲子園)で逆転2ランを放った林に任せた。

 だが、そんな苦心の策でチャンスを作っても、クリーンアップが肝心のところで不発。

 結局、0-0のまま迎えた九回裏から登板した久保田が3連打を浴びて満塁のピンチを背負い、藤川球が登板。一死から堂上剛を一ゴロに打ち取ったが…天王山で痛恨のサヨナラ負けを喫し、重い空気がナゴヤドームを包み込んだ。

阪神城島「上を目指して進むしかない」
2010/9/23 7:52 配信サンケイスポーツ

 (セ・リーグ中日1x-0阪神、23回戦、中日13勝8敗2分、22日、ナゴヤドーム)悔しくてたまらなかった。無念のサヨナラ負けに、城島の表情が強ばった。ブラゼルの高く浮いた送球に懸命にミットを伸ばしたが、“白星”が逃げていった。

 「こういうゲームは、誰がどうとか絶対に責められない。誰も『打ちたくない』と思って打席には入らないんだから」

 帰りの通路で声を絞り出した。久保の好投を引き出し、八回まで0封したが、久保田藤川リレーが崩れた。バットでは六回二死三塁の好機で遊ゴロに倒れるなど、4打数安打投手陣を助けられなかった自責の念が、胸を締め付けた。

 2試合連続の完封負けの間、自身も2戦連続のノーヒット。優勝は遠のいた。だが、可能性がある限り前を向く。

 「下にいるんだから、上を目指して進むしかない。またあした(23日)試合があるんだから」

 絶対に落とせない3戦目へ。ジョーは最後まであきらめない。
[ 2010/9/23 7:52 更新 ]
サンケイスポーツ

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