ルーキー秋山　あっぱれ～～～

真弓監督、初完封の高卒ルーキー秋山に「救世主」
2010/9/12 17:28 配信スポーツナビ

　阪神が１２日、本拠地・甲子園球場での東京ヤクルト戦に５対０と勝利し、引き分けを挟んでの連敗を３で止めた。プロ入団後初の甲子園のマウンドとなる高卒ルーキー秋山拓巳がわずか９３球のピッチングでプロ初完封となる３勝目を挙げた。　なお、高卒ルーキーの完封勝利は１９６７年の江夏豊、８６年の遠山昭治に続く球団史上３人目の快挙だった。
　初回に２点を先制してもらったものの、以降は６回までゼロ行進が続く投手戦。しかし、秋山はあわてることなく、１４０キロ前後のストレートとスライダーを軸に凡打の山を築いた。打っても７回に左打席からシュアなバッティングで貴重な３点目となるレフト前タイムリーを放ち、高校通算４８本塁打の打力を見せつけた。
　本拠地初登場で投打に躍動した秋山は甲子園のマウンドに「一番落ち着いて投げれられた。声援があたたかくて投げやすかったです」と初々しいコメント。勢いのある東京ヤクルト打線を封じたことには、「守備の方たちがいいプレーをしてくれたのでその流れに乗っていいピッチングができました」とチームメートに感謝した。最後まで投げさせることに迷うことがなかったという真弓明信監督は「マウンド度胸があるし、動揺しない。周りに安心感のあるピッチングをしてくれる」と高評価。３勝すべてがチームの連敗を止める勝ち星に、「大事なところで勝ってくれるので、本当にいい救世主になってくれる」とたたえた。