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インド千秋楽

2008年11月10日 00:49

インド千秋楽

最終日です。といっても、もう観光の話はありません。ただ帰国するだけ。
でも、ま、インドはホント、ネタには困らない国です。

チェックインカウンターが開く午後9時(日本時間で午前零時半)までに税関の位置だけは確認しておきました。
で、カウンターが開きそうになったら、カウンターへ移動です。前数人で私の番ですが、私の場合「重すぎる荷物の超過料金を払う、搭乗券をもらう、税関で手続きをする、大荷物をチェックインする」という4ステップがあります。
運が悪いとこのカウンターに3回並ばなければなりません。先は長く、もめそうで、気が重いです。

でもカウンターのおじさんは大したもので、こちらのいうことを全部理解したうえで「じゃ、まず超過料金を払ってきて」ということで1回目が終了。
超過料金を払うところでも、なんとかなって、インドにしてはスムーズにすみました。
戻ってきて「あ、そーだ、うまくいくと割り込みできる?」と思い、最初のカウンターのおじさんの所に言って並ばないといけないの?、と聞きながらさりげなくカウンターを見ましたが、私の搭乗券はある様子なし。
仕方ないので、大荷物を抱えて再び並びます。ぶつぶつ文句をいってるから、前のおじさんは嫌な顔をしていた…かどうかは振り向かなかったので見えませんでした。

で、もう一回並ぶと、今度はちゃんと搭乗券と荷物札をくれます。申告する荷物はタグだけつけて、申告後もってくる、ということもちゃんとわかってもらってます。
ここまでは順調で、ここから税関との勝負です。

で、税関に向かいました。最初ひどかったのは、荷物をもって税関の列に着こうとしたら航空会社のおにいちゃんがきて「こっち、こっち」といいます。
カルネ手帳をみせて「これを申告するんだけど」といったけど「いいから、こっち」と、どうやら荷物タグだけ見て言ってる様子。
ま、まさかと思うけどカルネ専用窓口があるなら楽だなぁ(どう探してもなかったけど)、と思ってついていくと、さっきのカウンターのところに行きます。
「待ってろ」というので、待つことしばし。さっきのカウンターのおじさんが血相変えて飛んできます。私が正しく、航空会社のおにいちゃんの勘違いでした。
カウンターのおじさんは親切にもそこらにいたタイ航空のおねえちゃんをつかまえて「こいつはこれから税関いって申告するから、終わったらこっちへ荷物をもってこい」といってくれました。

再び税関です。税関のおじさんはカルネのことをまったく知らないようです。
ピーピー騒いでいたらどこかへ電話をしました。
すると年取ったおじさんが来ました。カルネ書類をみて「ちょっと待て」といってどこかへ消えました。専門家でも呼ぶのでしょうか?
いずれにせよ、ここまではインド流に時間がかかるものの、少しずつ進展はしています。このあと、詳しい人がきてちゃんと検査なり、なんかするなりするのだろうなぁ、最悪の場合は賄賂出してなとかせい、といういうんだろうなぁ、などと思っていました。

で、さっきのおじさんがもどってきました。あやしいことを言ってます。意訳すると「おまえさんさえよければ、われわれもとっても協力的になるんだが」ということです。「税関にお金をおいてくれないかなぁ」ともいってます。「いくら?」と聞くと「気持ち次第」だそうです。
今のところ、航空会社のおねえちゃんが近くにいます。でもカルネ手帳はやつらの手の中にあります。うっかり怒らせてカルネ手帳を取り上げられては面倒です。インド入国の時は通関に関して問題があったらこの人に、という人を紹介してもらいましたが、帰りはそんな人がいません。
多少は仕方ねえか、ふざけやがって、とか内心思っているうちに、インドなまりのわけのわからん英語で「あーたらこーたら」言ってます。航空会社のおねえちゃんが通訳してくれて「あの荷物をカウンターに持っていって、そして戻ってきたらスタンプを押すといってます」ということ。
どう考えてもインド入国でシリアルナンバーまで書かされた行為と一貫性がありません。
すごく胡散臭いけど、もうどうしようもありません。その通りにして、再び税関に行きました。

すると「あんたさえ黙ってれば(Noobjection...)」とか言ってます。カルネ手帳は彼らの手元にあり、私の荷物はもうチェックインされています。
今更中を見る気がないのは明らかで、また、ただで通してやろうという気がないのも明らかです。500ルピー出して渡そうとすると「パスポートの間に挟め」とかいってます。
はさんで渡すと「少ない」といいます。「米ドルはないのか」とも言ってきます。しょうがないから何かの役に立つかもと思って持ってきた20ドルを同じように渡します。
それでも「普通は100ドル」とか言ってくるので、「これ以上はもってない」といって更に1000ルピーを渡すことになりました。5000円以上もの賄賂で、しかも領収書なし(って賄賂だからね)。あー、腹が立つ。
その代わりスタンプはこちらの意のままに押してくれました。税関担当者はカルネのカの字も知りません。年取ったおじさんは少しは知っているようです。
なんで、俺がいちいち「ここにスタンプ」とか、「この紙、そっちで必要なんじゃないの」とか言わなければならないのかは謎。

腹が立つやら悲しいやらで出国審査セキュリティチェックを済ませて自由の身。搭乗時間まで30分以上あります。賄賂のおかげです。
ですが、「あ、カートに置いといた上着をもってくるの忘れた」と気づきました。予定では、最後カートから荷物を降ろすのは私のはずだったので、その時とるつもりが、タイ航空のおねえちゃんにカートごと渡してしまったのでうっかりしてしまったのでした。
それもこれも、大荷物のおかげです。あれのおかげで持ち歩きカバンを小さくしたので上着を入れる余裕がなかったのです…八つ当たりかな。

ま、この位の被害ですんでよかったのかも。

それにしても「お主も悪よのう」というような時代劇の一幕を演じることになるとは思いませんでした。貧富の差が激しい国ってのはこんなものでしょう。

それはともかく、自由の身になってようやくお土産を買えるようになりました。液体ものはバンコクで乗り継ぎがあるのでダメ。
紅茶を少々買っておしまい。税関でお金を落とした後でも実はまだ大量にルピーが残ってます。ツアーで全然お金使わなかったので。
お金を使ってないから相場も分からず、最後に来てババ、じゃない、小額コインを大量にゲットしたりしました(ドリンクのおつり)。

で、バンコクです。
1000円で347バーツになりました。120バーツフレッシュフルーツジュースを飲んだのですがいまいち。tip箱を見せ付けられたのでコインを全額寄付
残りは220バーツですが、一本55バーツのSinghaビールを4缶買うとぴったし、とわかったので、買い込みました。ぴったり千円がなくなって気持ちいいです。

なお、バンコク空港内の飲食店ビールコークの類だけを買うのは損です。一般のdutyfreeショップをよく探せば冷蔵庫があるお店があって、そこでドリンクを買うと飲食店の約半額で購入できます。

バンコクではタイなまりのニャーニャーした英語日本語で話しかけられます。インドのごっついインドなまり英語にならされた身にはちょっと新鮮で、優しい感じがしました…が、やっぱり聞き取りにくいです。
「搭乗券とパスポート」を日本語で言われた日には何を言われているのか(というか、日本語だということ自体)咄嗟にわかりませんでした♪

バンコクからは、カンボジア送りになる度にほとんど(1回だけベトナム航空があり)使っているので、もう気分は日本です。
成田スキーのような大型荷物がでてこない!とクレームをつけようとしたら、カートにのせられてポツンと置かれていたのが「いとあはれ」でした。

以上、長々とつづきましたインド旅行、これにて一巻のおわりでございます _o_
しばらくは、自由時間のないツアー旅行は行きたくないです♪

***
今日の一言:仕事引き延ばしの法則3「引き延ばしをしていると退屈しない。なぜなら「やる価値のあることが何もない」と感じることはないから」
確かに引き延ばすのもひとつの才能です。でも、その才能はもっと違う方面で発揮したほうが自分も含めて社会のためのような☆

***
本日の画像は、ビカネールの街中の様子です。左側に見えるのはラクダです。馬や牛と同様に普通に街中でみかけます。
ちなみに、ひとこぶラクダだけです。

このデジログへのコメント

  • みんきー 2008年11月10日 01:25

    あや♪さん、コメありがとう☆
    帰国が日曜というのが最低。今日から休みなしで会社♪
    なのに、いまだインド時間で生活してます。

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