成田空港へ

１日は成田空港へ行きました。
でも、残念ながら、海外旅行じゃありません。
実は、締切間際（この締切は延びない！）の書類があって、うちの上司が海外から海外（なんかしりませんが、例えアメリカ、ヨーロッパと連続出張する場合でも世界一周にするよりは一旦日本に戻って、また出かけるという方が安いらしい；でも今回の上司は中国発日本経由アメリカ行き）への連続出張で成田に５時間滞在する隙に、その書類の打ち合わせをする、というウルトラスーパー技です。
もっとも私は、この話を一も二もなく引き受けました。だって、夕方５時には成田空港で終わりですから、そのまま直帰なら、日本シリーズが見られるからです。
本当は朝も直接成田に行きたかったのですが、待ち合わせが午後２時ごろだったので、さすがにそれはまずいでしょう、というわけで、午前中は会社に顔を出し、出掛けに「今日は*絶対に*戻らないから」と言い置いてでかけました。

打ち合わせはもっともめるかと思ったのですが、意外と簡単にすみ、その後上司から石焼ビビンバと韓国ビールをご馳走になりました。ラッキー。上司は申し訳なさそうでしたが、私は成田から自宅まで、早ければ１時間で帰れるので全然申し訳ないのでした。
でも、書類の打ち合わせが終わっただけで、その後の作業はこちらでやらなければなりません。でも帰宅して日本シリーズを見て、ご飯を食べたらもう何もする気がなくなりました。
一気に疲れがでて、そのままベッドへ直行。朝までぐっすり寝てしまいましたとさ。

日本シリーズで日本ハムが勝って、第６戦があれば、もう少し起きていたかもしれませんが、中日のビールかけはなんとなく見たくなかったのでした。
リーグ優勝しないで日本一になった最初のチームという栄誉は、中日が手にしました。でも、これで制度が悪い、なんていうやつがいたらぶっとばしてやりたいです。もともと、そういう可能性があるように作った制度なのに、その苦難を乗り越えて日本一を勝ち取った中日に敬意を表すべきであって、制度を非難するのは本末転倒です。

ただ、完全試合がかかった山井投手は９回も投げさせてやりたかったですね。もちろん、個人の記録よりチームの日本一の方が重要ですし、ただでさえ、日本一がかかったプレッシャーの中で、さらに完全試合のプレッシャーもかかったら相当なものでしょう。しかも得点差は１点でしたから、ホームラン１本で同点です。
だから、監督の采配は正しいとは思いますが、でも、心情的には山井投手を続投させてほしかったですね。
もちろん、長いプロ野球の歴史には、９回２死まで完全試合だったのに、そこから四球を出して最後は逆転で負けてしまった、という投手もいますが、多分、もう二度と山井投手は「日本シリーズでの完全試合」に挑戦する機会はないでしょう。
それでも、監督の指示でリリーフした岩瀬投手には相当のプレッシャーだったでしょう。もし、点をとられたら山井の勝ちを消すばかりか「ああ、山井に続投させていれば」と言われるのは目に見えているからです。
もし、岩瀬投手が打たれて中日が負けていれば、中日がうけるショックは計り知れないので、日本ハムが日本一になっていた可能性も高かったでしょう。個人的には、こんな交代をするような監督には後悔させてやりたい、なんて意地悪な気持ちもありました。

おっと、日本シリーズの話になってしまいました。

久しぶりに成田空港に「観光」に行ったので、パスポートを持っていくのを忘れてしまいました。写真つき社員証を見せたら「何かもう１つ名前の確認できるものを」といわれて、クレジットカードを出しました。
成田空港見物に行く方はバスでも鉄道でも身分証明書が必要ですので、ご注意ください。

なお、空港ではいろいろ面白いものを売ってます。電気屋では世界の電気プラグがあり、高いかと思ったら、そうでもありません。かえって秋葉原の大手家電店の方が高かったりします。
出国審査を過ぎれば、免税店で「世界のお土産」が買えるのでしょうが、外だと、日本のお土産の方が主流です。でも、まあ「こんなの空港でしかみない日本土産だよね」ってのを見るのは楽しいです☆

***
トリビア：メジャーリーグは、昔は１リーグに２地区だったので、地区優勝チーム同士のプレーオフ、その後ワールドシリーズでした。
拡大に伴って１リーグ３地区制になり、３つじゃトーナメントが不公平になるので作られたのがワイルドカードです。これはリーグの中で優勝チーム以外でもっとも勝率の高かったチームに進出の権利があります。
ワイルドカードのチームのほうが他の地区の優勝チームより勝率が高い、ということはありえます。メジャーでも、このワイルドカード（優勝なしで）から世界一になったチームがあります。

***
今日の画像は、ドイツのホーヘンシュバンガウ城の中庭にあった噴水です。
ノイシュバンシュタイン城と違って、本当に執務に使われた城ですが、訪れる観光客の数は少ないです（でも、それなりに訪れます）。
歩いて２０分、という案内に騙されて、城の周りで２０分は暇つぶしをする羽目になりました。