- 名前
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- いい年ですが精神年齢は若いです。 人つき合いは苦手な内気なおじさん(?)です。 仕事...
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なんじゃあれ
2007年10月15日 00:39
イタリアこぼれ話。
イタリア語では「食べる」という動詞の原形は「マンジャーレ(mangiare)」となります。
英語と違って、命令形というのが別にあって、動詞の原形は普通命令形としては使わないのですが、めちゃくちゃ強い命令として使うことはできるそうです。
それはおいといて、イタリアで、イタリア人を含めて飲み食いする時に、誰かに「食え」という意味で、マンジャーレとかけ声をかけることが流行りました(もちろん、現地の人がするはずもありません)。
食い物を目の前にもってきて、みんなで「マンジャーレ、マンジャーレ」とはやし立てるのです。どう考えても小学生並の頭ですが、その場がもりあがるのは確実です。
飲むというのがベーレ(bere)なので、「ベーレ、ベーレ…」で「一気、一気」の意味にもなりますが、こっちは語呂がいまいちでうちらの中では評判がよくありませんでした。でも、「飲め!」という意味でベーレとはやし立てることはありました。
イタリア人はぽかーん、としていたような気がします。でも、最初はアホか、みたいな冷たい視線も、繰り返すうちに微笑ましい視線になった…ようだと信じたいです☆
で、このマンジャーレという動詞、イタリア語を知らない人にいうと「え、何じゃあれ?だって」とか言われます。
こうしたはやしたてをする前は、いくらいっても「何じゃあれ?」としか言ってもらえなかった人も、上のようなことを繰り返すとマンジャーレを覚えます。
そうはいっても、もう帰国してしまった以上、いつまで覚えてられるか疑問ではあります。
ちなみに、スペイン語でも食べるはマンジャーレで通じます。レストランの入口で口の横で手をじゃんけんのグーパーの形で開いて閉じてを繰り返しながら「マンジャーレ」といえば、「食事をしたい」という意味になります(レストランではディナー以外にも軽食を取ったりも可能です)。
飲むという動詞も bere に近いはずです。フランス語もラテン語系の言葉なので、食べるが manger だったと思います。飲むも bere に似ていたと記憶しています(調べればわかりますが、面倒なので^_^;)。
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トリビア:イタリア語では j,k,w,x,y は外来語にしか用いません。jはg, kはc, wはu, yはi があれば十分でしょうし、xに相当する発音も他の文字で組み合わせることができます。
したがって、日本人も Japanese ではなく giapponese となります。発音上は「ジャポネーズ」なので j を使ったのと同じことになります。ちなみに、スペイン語やフランス語は J を使います。
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今日の画像は、ソレントへ向かう途中の道路から眺めたソレントとその近辺。大きな船がある左の港がソレントだと思います。
思いのほか早く着いたのですが、この先、港の近所で駐車場を探して無駄に時間を使いました。また、使ってた地図がウソをついてくれたおかげで、よくわからんルートで港に行きましたが、無事ついたのでいいことにしましょう。
ちなみに、カプリ島へ行くには水中翼船よりフェリーの方が安いので、行きはフェリーの時間に合わせて出発し、迷子になることも計算して見事に乗ることができました。
このデジログへのコメント
あや♪さん、コメありがとう。
本当です。気をつけないと使わない言葉は日本語でも忘れます☆
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