同棲−３

「お風呂入れてくるね」

そう言って彼女は部屋を出て行った。

ワシは・・・正直少し困惑もしていた。

まだまだ幼い（笑）考えしかなかったワシだったので、

とりあえず、寝ちまうんだろうなぁと、漠然と頭に浮かんでた。

新入生一ヶ月で手出していいのかなぁ・・・・とか。

これで拒否られたら・・・どうなんだろうかなぁ・・・とか

その当時の男なんてそんなものですよ、マジで。

ただ、ワシの場合一つ他の人と事情が違う所が・・・

と、それは同時に彼女にとっても同じ問題があった。

その事はまたあとで述べよう（謎笑）

そうこう考えているうちに「先に入る？」と声がかかる。

私は「そうする」と答え、風呂場に向かった。

「着替えとかないよね」彼女が聞いた。

ワシは「下着はあるよ」・・・「えっ」・・・・

彼女にとって予期しない答えであったようだ。

バスケの試合の時は一式着替えは持っていってた。

朝着て言ったのを試合用に着替え、終わったらまた一式着替える。
（試合の時は全身着替え、パンツも専用なのよね）

普通は朝着て行ったのに戻るけど、時々試合までに汗かいたりするので、

新しいのも一式予備で持っていくようにしてたんですよね。

「何で」と彼女に聞かれる前に説明しましたけどね。

何か最初からこうなるの予定してたと思われるのもなんですからね（笑）

私はお風呂に入った。

変な気持ちですよね、女性の部屋でお風呂に入るなんて・・・・

妙に緊張したのだけは覚えています。

シャンプーや石鹸使っていいといわれたけど・・・

なんかね、彼女の使ってたもの、使うのも照れくさくて・・使わなかった。

その間、台所で準備してる包丁の音が響いてきた。

今も結構好きな音ですが、いいものでしたよ（照笑）

しばらくして上がったワシは、ほとんど準備終わってた彼女に

「マネも入ってくればいいよ」
「ワシのあとで悪いんだけどねｗ」

そう半分茶化しながら話した。

だって、女性に風呂入るように進めるなんて・・・照れますよ。

そもそも、まだ手も握ってないし、キスさえしてないんですよ。

そんな二人が同じ部屋で、それぞれ風呂入ってって・・・どうよ。

これがしっかり付き合って、ＳＥＸもしてる仲ならね。

「一緒に入るか」とか「風呂は入れよ、待ってるから」とか・・・

普通に会話できるんでしょうね。

それでも彼女は・・・「うん」と言って・・・風呂場に消えて行った・・・

正直、お互い今晩泊まると言う事はどう言う事なのか

・・・・・・わかってるようだ。

私は部屋に戻り、テレビの音を少し大きくした。

それでも、彼女が風呂に入ってる音は聞えてくる・・・・

ワシの股間は・・・スマン正直に反応してしまってた（失笑）

そんな大バカモノの若者でしたよ、ワシも。

《どうやれば短くなるんだろう、今日は風呂に入るだけで終わってしまった。これからメシ食って、お互いのプライベートな話に移り、夜を迎え、布団が・・・それから・・・・いったい何話まで行くんだ（泣）まったく文才のなさにつくづく落ち込んでいます》




コメレスです。

あき♪さん、コメありがとう。
《あまりにｽﾃｷな話にｷｭﾝ☆としてしまいました＾＾恋の始まりって何て楽しいんでしょう♪》

恋の始まりは、いつも無我夢中です。あとで考えると滑稽な事でも、その時は「お互い」無我夢中なものなんですよね。