あこがれ44　悪い男

４人が海から戻って来て、今度は私達が交代
海の水はまだ昼前なので、少し沖に出ると結構冷たい
マットに二人で乗り、１時間ほど遊んで戻ると砂浜が混んでいる
そこら中にシートとパラソルで、真っ直ぐ歩け無いほど
隣の４人は、大きなバスケットを開きサンドイッチとビールでお昼の最中

先に食べているよ、とジョン
私達も食べようとなり、お弁当を開いた
シルヴィアとリサが、それを見詰めています
お弁当が綺麗だと言っているよ、と美咲に伝えると、
「サンキュウ」
と美咲が言います。

「それでいい・・・単語２つで伝わっている」
「そうね、本当だ」
二人が見て良いか、と聞くので美咲を見ると
「プリーズ」
二人が立ち上がってこちらに来て、覗き込みます
「うわー、綺麗で食べるのが惜しい」
「これソーセージ？」

たこの形に切ったウィンナーに感心しています
「イート・プリーズ」　と美咲
二人が同時に手を伸ばして摘み、観察してから口に入れた
「デリシャス」
「サンキュー」
「ユア・ウェルカム」
「通じているよ、美咲　!!」
「そうみたい」
「エッグ・トゥー？」
今度も二人同時に掴んで食べます
「トゥー・グッド」
「サンキュー」

彼女英語が話せるんじゃない、とシルヴィア
美咲は手を振っています
シルヴィアがタッパーを持って来て、どうぞと差し出します
ターキーのサンドを二つ取り
「ベリー・グット」　と美咲
今度はシルヴィアが
「サンキュー」
「ユア・ウェルカム」　と美咲

６人が笑いながら食べ、男三人はビールも飲みながらの楽しいお昼
美咲に大学生かとリサが聞き、
「ハイスクール・セカンド」　と美咲
１６歳と聞いて、また４人が驚いています

後輩がミツキは悪い男だと言うと
「ヒー・イズ・グッド・アンド・カインドリー・アンド・ジェントル」　と美咲
女はイエス、男は口笛を鳴らします
それぞれが泳ぎ話していると、シルヴィアが
「今週の土曜日、内輪のパーティに招待したい」

美咲に聞くと、１１時に貴方が家まで送ってくれるのなら、是非行きたい
勿論それでいいし、私達とっても嬉しいとシルヴィア
住所を教えて貰い、５時頃に来てと
服装はカジュアルでノーネクタイ
喜んで二人で伺うと伝えました


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