あこがれ32-当番

昨年９月に連載していた「あこがれ」パート２です
これは４部作の２番目の作品です
何しろ長い

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長谷充貴は３３歳で独身
ある日通勤電車で痴漢に遭っている、高校生の美咲を助けてしまう
充貴が気付くと、いつも美咲が前に乗って来る
美咲は充貴が気になって仕方が無い
１０日目、充貴のポケットに入れられたメモ
すぐに電話をして、その日の内にホテルで初体験
それからは、毎日家に押しかけられる充貴・・・・・


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２０日水曜日の昼休みに携帯が鳴ります
着信音は第一グループ
「また一週間空けられて、チクチクが辛くて」
「分かったよ」
「チャイナドレスの似合う麻希だから、マンダリンで」
「チャイナで・・・来い？」
「そう、この前以上に超セクシーなやつで」
「うふふ・・・了解」

美咲に電話をして、出張になり明日の晩まで帰れないと連絡
ここマンダリンには、二年前にオープンして直ぐに、父と一緒に来ました
フレンチの　｢シグネチャー｣　私は７０点与えた位で、その時父は６０点でした
「センス」の方は父も私も８０点でした
それからは月に一度は食べに来ています
入っていくと直ぐにマネージャーが挨拶に来ます
「長谷様、何時もありがとうございます」
「先月、お父様に来て頂きました」
ほー、「素敵なご婦人と一緒にでしょう？」
「は、はい・・・それはもう」

席に案内され待つ事３０分
麻希は時間には遅れるのが当り前、男は待つものと考える稀有な女です
席を見渡し私を見つけると、優雅に真っ直ぐ歩いて来ます
またまた凄いドレス
今日は真っ赤なチャイナで、両側のスリットが胸まで入っているのじゃないの？
良くやるよ本当に
皆が見るのが当然と思っての歩き方
憎たらしい程の自信に頭に来ますが、綺麗なのだから仕方がありません
「お待たせ」
「次回から５分しか待たないからな」
「あーら、怖い」
「女は支度に時間が掛かるの、お分かりでしょう？」
「７時間もあった」
「当番、辞める、絶対にもうやらない・・・剃るの、もう止めた」
「そんな事言わないで・・・どうしたら機嫌を直して貰える？」
「マッサージを３０分」
「はいはい、させて頂きます」


美味しい広東料理を食べ、重厚で濃密なセックスの後、３０分きっちりマッサージをさせました
朝目覚めると、裸の麻希が顔を胸に付け、私の足を挟み腰に手を回してグッスリ寝ています
化粧を落としてもやっぱり綺麗
立ち上がろうとすると、無意識か手と足に力が入ります
可愛い女
「さあ起きて、６時半になる」
「起きないなら先に出る」
「・・・意地悪なんだから」
急き立てたおかげで、支度が何とか整うのに１時間で済みました。
下着を替え、普通の？スーツに着替えています
会社に置いてある下着とシャツ・ネクタイに着替え、朝ごはんを一緒に食べて直接出社


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