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切ないアイの物語w♪vol.7裏切り

2006年03月18日 22:21

こんばんは~♪♪

昨日はいろんな人が『アイ物』読んでくれたみたいで、

超嬉しいっ!!

しかも、皆様、、、

ありがたい感想を添えてくれたし(^^)

本当にどうもありがとう!

今日はガールスカウトで、レイテ島の地すべりの募金活動してお疲れだけど、、、

頑張って書いていきます!!!!!



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



わたしにできたこと、

それは、彼のアドレスを受信拒否にすること。

もう、いまのわたしには

彼と正面から向かい合う資格はない。

子供にことも忘れ、他の男と繰り返しセックスする女になってしまったから・・・。

たとえその相手が西方くんでも、

彼を裏切ったことには変わらない。。。。


彼から家に電話がきたら、どう対応しよう?

さすがに電話の線を抜いておくことはできない。

もし、彼が家まで来たら?

わたしの母親は彼を気にっているから

絶対に家に上げてしまう。。。。


わたしはいろいろと悩んだ。


しかし、

現実はわたしの予測を完全に無視していた。


それを知ったのは、それから数日後。

中学校時代の親友の言葉だ――

「今日、ショッピングセンターで

亜衣の彼氏がR女子高制服着た女と歩いてたよ~」



ショックだった。



自分が彼を裏切ったことを 心から申し訳ないと思っていた。

なんたって彼は、忠実で、まじめだから。。。。

それなのに、そんな彼が、

まさか浮気なんて・・・・


彼の浮気は、わたしが西方くんに思いを寄せるものとはまったく違うもの。

いくらバカなわたしでも、それくらいはわかっている。

R女子高って、彼の通う男子校とよく合コンをやってるって

地元では、それを期待して受験する子も多いんだよね。

どちらもトップレベルの公立高校

わたしのバカな私立とは比べ物にならないくらいの学力差。


なんだか、ミジメ。。。。


でも、それはわたしにとって、

かなりの好都合でもある。


なぜなら、

もう、“彼”という重荷は消えたのだ。

一言で例えると、

わたしは自由になった。


なにも気にしないで、西方くんとずっと一緒にいられる。

そう思った。


同じ栃木県内でも 住んでいる場所が遠いし、

西方くんは部活新人戦が近くて 忙しいから、

なかなかセックスする時間はとれなかった。

それでも、校舎で誰にも見つからないようにキスしたり、

たまにソフトなHをすることは、わたしに新鮮な感覚を与えた。

挿入はできなくても、

それだけで 幸せな気持ちになれた。


でも、

いとつだけ、その気持ちを壊すものがある。


それはわたしの過去――

つい最近ついた深い傷・・・・中絶手術のことだ。


西方くんはそれを知らない。


わたしは西方くんに

すべての自分を受け入れてもらいたかった。


だから、思い切って話すことに決めた。



「そんなことしようと、亜衣は亜衣だ」

西方くんは優しく言ってくれた。

そして、優しいキスをくれた。


西方くんはわたしを、わたしの全てを受け入れてくれた。




自分が悲劇のヒロインになったとき、

どうして人は自分のことしか考えない生き物になっちゃうんだろう。。。。

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