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切ないアイの物語w♪vol.3つわり

2006年03月08日 15:47

続・『切ないアイの物語』www

けっこう読んでくれる人がいて嬉しい♪

コメント書き込んでくれた方>マジありがと~!!!

ちなみに、『切ないアイの・・・・』の“アイ”とは

“亜衣”でもあるし“愛”でもあるし“哀”でもありますw

掛詞ってやつ?


そうそう、関係ないけど・・・・昨日ね、ネットの懸賞に当選して、バストアップキャンディーが届いたの☆”

本当に大きくなるのかなぁ~??

今日から体験してみます!w



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


妊娠してると、学校での授業がすッごく辛い。

原因は、『つわり症状』

とにかく、吐きそうなくらい気持ち悪いし、

トイレに行きたくなる回数だってハンパじゃなかった。

45分の授業を終えて、休み時間になると即トイレにダッシュした。


わたしを仲間はずれにしていた女の子の一人は、担任と仲が良くて、

よくわたしの悪口を担任に愚痴っていたそうだ。

その一方で、わたしに対するイジメエスカレートし、

ついに先生方から担任に「どうしてイジメに気づかないのか」など、注意が入るようになった。

担任はわたしを職員室の前に呼び出し、

イジメられているお前にも原因があるはずだ」

と、そればかりを言ってきた。

どうしてわたしだけが・・・・

そう言い返してやりたかったけれど、

そのときわたしは、とにかく激しいつわり症状と戦っている真っ最中だった。

担任の話しは、今思うと なにも聞いていなかった。。。。

とにかく立っていることが辛かった。

「先生、気持ち悪いので帰ります」

そう言うことがやっとだった。

はやく帰りたい。。。

しかし、担任は

「おれが気持ち悪いってのか?!」

ますます怒った。

違う、違うから帰らせて・・・・

そして、ついに限界でわたしは廊下に倒れた。

一瞬目の前が真っ白になった気がする。

担任がかなり焦った声で呼びかけてきた。

人がざわざわと話す声が聞こえる。

「亜衣!!」

わたしの名前を呼ぶ、男子の声が聞こえる。

「西方!こいつを保健室に頼む、おれ、すぐに授業があるんだ」

担任は、通りすがりクラスメイトにわたしを任せ、

そのまま現場から離れた。


あの担任・・・・クソだ。。。


わたしはそう思った。

「歩ける?」

西方くんはわたしを支えながら優しく聞いてきた。

わたしは彼の支える腕を払い、自力で立ち上がった。


西方くんは同じクラス身長の高い人だ。

わたしの携帯にアドレスが入っているけれど、一度もメールしたことがない。


わたしは西方くんに付き添われ、保健室に向かった。


その日から、

わたしが早退すると必ず 西方くんからメールが送られてくるようになった。

大丈夫?はやく元気になれよな~」

わたしはそのメールを見るたびに むかついた。

きっと、わたしをいじめる人たちとグルになっていて、

わたしが心配されて喜んでることを

あいつらにチクるのだろう、と直感した。

だからメールは決して返さなかった。

それでも彼は、毎日メールを送ってきた。


そして、夏休み

わたしはなんとなく西方くんにメールを返すようになっていた。

でも、必要最低限な「うん」とか「別に」とかその程度の言葉だけ。

西方くんの部活インターハイに出場し、

わたしが子供をおろす7月31日はどこか遠くに行っているらしい。


7月30日(手術前日)がやってきた。

わたしは前橋市内のビジネスホテル母親と一緒に宿泊した。

彼は会いに来てくれない。。。

地元で有名な進学校に通う彼は、課外で忙しかった。

彼は携帯を持っていなかったから、

メールも来なかった。

かわりに西方くんから、インターハイの会場の地方の名所写メが 次々に送られてきた。


あした、自分の子供を殺すというわたしの気持ちを和らげてくれたのは、

彼ではなく、西方くんだった。。。。

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