みどり-95

「同じ日に同じ事したのね、私たち」
「ああ、そうみたいだ。
　二人の離婚が成立したら、すぐに籍に入ってくれる?」
「当たり前でしょう。
あたしを死ぬまで放さないのでしょう?」
「ああ、絶対に離さない」
「嬉しい、愛してる、貴方」
「私も愛してる、知佳」
「こんなにしているのに、したいの?」
「ああ、我慢出来ない、すぐ入れたい」
「いいわ、来て、もうさっきから濡れているから」


逝っている
出てる
初めてね
あたしより先になんて
貴方も苦しんだのね
あたし達似た者同士だったみたい
だから相性が良かったのよ
きっとそう
死ぬまで一緒よ
・・・今度は

　　　　　　　・・・つづく