「おいしくて泣くとき」ﾚﾋﾞｭｰ☆

長尾謙杜、當真あみ主演他。大切な君を守るには、僕はあまりに無力だった―。幼いころに母親を亡くした心也（長尾謙杜）と、家に居場所がない夕花（當真あみ）。同級生の二人はひょんなことから「ひま部」を結成、孤独だった二人が互いに距離を縮めていく。しかし、ある事件をきっかけに夕花は姿を消してしまう。行き場のない想いを抱えたまま、交わした約束を胸に待つ心也。突然の別れから30年、明かされる彼女の秘密とは―。孤独な二人の密やかな初恋。交わした約束、生涯忘れられない短い夏の夜。突然訪れた別れ。この春、一途な想いが起こす奇跡に、あなたもきっと涙する。

6/10点！！日本は戦争をしていないはずなのに、夕花のような子たちは普通に育ち大人になることすら難しいのかも知れないと思いながら観ていました。日本の子どもに関する法律はセーフティネットの隙間が多すぎるから。二人とも無事に大人になれて本当に良かったね！（涙）長尾謙杜と當真あみの美しさにクラッと。子ども時代は幼さ故に出来ないこと、守れないもの、“子ども”だという理由だけで阻まれてしまうものがたくさんあって、心也の守りたくても守りきれない無力さも、離れる選択すら笑顔で受け入れるしかない夕花の気持ちも、痛いほど伝わってきました。暗い展開の中でもちゃんと二人はキラキラ輝いていて、こういう青春映画もいいなと若返りました（笑）2025年公開。