- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「傲慢と善良」レビュー☆
2025年10月02日 21:33
藤ヶ谷太輔、奈緒主演他。マッチングアプリから始まった2人。だが、彼女は突然消えた―。仕事も恋愛も順調だった架(藤ヶ谷太輔)だったが長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真美(奈緒)と付き合い始めるが1年経っても結婚に踏み切れずにいた。しかし、真美からストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける。彼女を守らなければとようやく婚約したが、真美が突然姿を消した。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね、居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知るのだった―。婚約者の知りたくなかった過去と嘘とは?2023年最大のベストセラー映画化。最後にたどりつく「一生に一度の選択」を描く、感動の恋愛ミステリー。
10/10点!!原作を読んだ時、かつての自分を叩きつけられたように感じたのか同族嫌悪なのか分からないけれど、登場人物全員の傲慢さが嫌で物凄いイヤミスの読後感みたいになって封印したのを覚えています。なので映画も観るのを躊躇っていたけれど、映画はとても良かったです。婚活は自分の写し鏡で、自分が相手につけた点数=自分の本当の点数だということに気づいていない人が多く、真美は架のことを「自分にふさわしい100点の相手がまだ残っていてラッキー」だと思った。でも、架にとって真美は70点だと聞かされ、それに耐えられなかった。謙虚なふりして自己愛が強く、自分も100点の愛される価値がある人間だと思っていたから。婚活市場で自分が評価することは流れ作業のように出来るくせに、自分がその扱いを受けることだけは耐えられないのだ。「自分の望みが分かっている人は婚活が成功する」というのは本当そうだなと思った。たったひとつの自分が欲しいものが分かっている人は、そこに向かって突き進めばいいだけだからブレがない。まぁ、分かっていても人間だから「でも本当に合ってるのかな?」と付き合い始めてもブレますけどね、実際(^^;)適齢期を迎えたら、婚活も恋愛も必死なのは、どちらも同じなんだよ。しかし、架の女友だち最低だな、類友だろ、あれ。原作ではふわふわしてあざとくて極端に振り切っている真美という正体の見えないキャラクターが、映画ではちゃんとリアルに生きていた。原作とは違い、真美が架を強く押し戻し、自分から取りに行ったのを見て、真美という女性の本質に初めて触れられた気がして、涙が出た。架はまだ甘ちゃんな感じがするけど(爆)あの女友だちとは縁を切った方がいい(爆)意外な当たり作だったのでやはり見ず嫌いは良くないとあらためて反省した。2024年公開。








このデジログへのコメント
原作読んでませんが、、観てみたい(*´∀`*)
> はらぺこさん
辻村さんの作品は好きなのですが本作だけ読後感がすごい悪くて。なんだろう?どうしたんだろう?と思ってたんです。映画で昇華できました~(^^)
コメントを書く