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幼く可愛い彼女

2025年08月30日 00:47

幼く可愛い彼女

幼馴染でなければ声も掛けられない「良く分かってるじゃない♡」
「心を読むな」「感謝しなさい! こんなに可愛い女子と話ができることに♡」

「はいはい」「はぁ・・・またため息?♡」
彼女の柔らかな指が俺の眉間をツンと突いた 放課後の教室 夕陽が長い影を床に落としている

「だってさ~」机に頬杖をつきながら窓の外を見た「なんでそんなにバレバレなんだよ?」
「ふふん♪♡」得意げに胸を張る彼女

「15年も見てきたのよ?キミのことくらい手に取るように分かるわ♡」
嘘だ 本当はもっと言いたいことがある この前見た水色のワンピースが似合ってたこと

朝 寝癖隠すために早起きしてるの知ってるよってこと
「ねえ」急に真剣な顔になった彼女が俺の袖を引っ張った「今週末・・・予定ある?♡」

ゴクリ  喉仏が大きく動いた これはまさか「ああ 親戚の法事とか・・・」(うそです)
「あっそ♡」冷たく言い放ちそっぽを向く「じゃあいいわ 別の子誘うから♡」

待て待て待て!脳内警報が鳴り響く 慌てて引き止めた
「いや待て! ウソウソ! 実は空いてるんだ!」「・・・そう?♡」振り返った

「・・・私みたいに完璧女の子を理解してくれる男なんて なかなかいないのよね~♡」
自信満々に言い放つ彼女だけど 夕陽に照らされた耳朶が淡く染まっているのを見逃さない

「おまえなぁ・・・」呆れつつも口元が緩んでしまう「自分で言うか普通?」
机を挟んで向き合う彼女が ゆっくりとこちらに歩み寄ってきた

「でもね♡」甘い吐息が僕の髪を揺らす「一人だけ例外がいることに 最近気づいちゃった♡」
心臓早鐘のように打ち始めた 次の言葉を待ち望んでいる自分がいる

「幼馴染って不思議よね♡」彼女の指先が僕の鎖骨を軽くなぞった
「一番近くにいるのに 遠い存在みたいで♡」

ふいに目を伏せた彼女が 小さな声で呟いた
「ずっと・・・怖かった♡」・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように

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