キスをする瞬間彼女の心臓は口から飛び出しそうだった

彼の肩に置いた手が微かに震えているのが自分でも分かる
「大丈夫？」彼が優しく聞いてきた　その声だけで身体中の力が抜けていく

「うん・・・ちょっとドキドキしすぎて♡」
彼はそっと彼女の髪を撫でた「俺もだよ」

木々の葉擦れの音が優しく響く中　二人の唇がゆっくりと近づいた　
最初は触れるだけの軽いキス　でもそれだけでは足りなくて
　
もう一度　今度はもっと長く　もっと深く
彼が彼女の名前を呼ぶ声が甘く耳に残った「君の唇　柔らかいね」

「あなたのも・・・すごく温かい♡」
夜風が二人の髪を揺らす　遠くから聞こえる子どもたちの笑い声と虫の声が背景に溶け込んでいく

「もう一回いい？」彼の問いかけに彼女は黙って目を閉じた
三度目のキスはより大胆になった　彼の腕が背中に回り　

彼女の身体を引き寄せる　舌先が触れる・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように