「映画とか？」彼が提案すると彼女が目を輝かせた

「室内なら安心だし♡」
「じゃあ次は一緒に見よう！」楽しみで声が弾む

彼女が突然思い出したように顔を赤らめた「ねえ・・・あの・・・♡」
「何？」「昨日の夜のこと・・・また言って♡」

「愛してるよ」「もっと強く♡」彼が彼女の手を取り引き寄せて
「ずっと守るから」温かい言葉に包まれて彼女がそっと目を閉じた

窓の外では雨が静かに降り始めていた
来週は体験型ミュージアムはどうかな？

「体験型ミュージアム？♡」彼女が首を傾げる「どういうところなの？♡」
「例えば科学実験したり美術品作ったりする場所かな」

「面白そう　行ってみたい！♡」
次の日曜日　待ち合わせ場所で彼女は少し大人っぽいワンピースを選んでいた

「新しい服？」彼が気づいて褒める「似合ってるよ」
「ありがとう・・・ちょっと張り切りすぎちゃったかな？♡」照れる姿が愛らしい

「全然　最高」素直な返事に彼女が嬉しそうに微笑む
ミュージアムに入ると様々なワークショップが並んでいる

「あれやってみよう♡」彼女が指さしたのは陶芸体験コーナーだった
粘土をこねる手つきが不器用で彼が思わず吹き出す

「下手っぴでごめんなさい！♡」膨れっ面をする彼女に慌てて謝る
「違うんだ・・・一生懸命なところが可愛くて」

その言葉に彼女の頬が赤くなる「もう・・・バカ♡」
完成した歪な形のマグカップをお揃いで持ち帰る二人の幸せそうな笑顔が

夕焼けに染まった空の下で輝いていた

あなたに素敵な時間が訪れますように