飲み会の最中

「ねえ」肩を叩かれ振り向いた瞬間　香水の匂いが鼻を突いた
「あ・・・♡」細身のスーツを着こなし　銀色のピアスが耳元で光る長髪の男性が立っていた

「飲み足りなくない？」低い声が耳にまとわりつく　目つきが鋭く　
獲物を見定めるような視線に背筋が凍る「いえ・・・もう帰りますので・・・♡」

「ふーん」男はグラスを口元に運びながら　テーブルの下で私の足首に手を伸ばしてきた
「っ！♡」驚いて椅子を引くと　男は笑みを浮かべる

「怖がらなくていいよ　君みたいな子好きだからさ」
スマホを取り出し画面を見せつける

「これ見てよ　俺のSNS　フォロワー50万超えてるんだ」
自慢げに話す様子に吐き気がする　早く帰りたい　でも店員も気づいてくれない

「もう勘弁してください♡」立ち上がった瞬間・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように