白星でＵターン！

甲子園で巨人に連勝！！前半戦終了しました。オールスター戦の後中日戦です。このまま一気に突っ走りたいものです。


左ひざ故障もなんのその　金本価値ある２１号２ラン

　１８打席ぶりの安打は、バックスクリーン右へ運ぶ２１号２ランだった。
　３回は１点を先制し、なお２死二塁。阪神の金本が金刃の甘い直球をとらえた。忘れかけていた感触を取り戻した金本は「やっと真っすぐがまともに当たってくれたよ」と、安堵（あんど）した。
　体は満身創痍（そうい）だ。１４日には左ひざ半月板が断裂していることを公表した。不要な憶測によって、チームへ悪影響を及ぼすことを好まない金本らしい配慮だった。
　走塁でもナインを鼓舞した。５回２死一、二塁で、林威助は左越えに二塁打。一塁走者の金本は二塁を回ったあたりから加速し、一気に本塁を陥れた。
　８日の中日戦後に金本は、積極的に先の塁を目指さない若手に苦言を呈したことがある。痛み止めの注射を打つほど、患部は悪い。巨人を４点差に突き放す果敢な走塁は、ナインへの無言の“げき”にも映った。
　４番の姿に引っ張られた阪神が巨人の反撃をかわし、前半戦最後の戦いを制した。後半戦は借金３からの巻き返しとなる。

[共同通信社 2007年7月18日 21:37 ]