梅雨も中休み

今日から、日ハム戦。デーゲームで甲子園燃えるでしょう。

札幌のリベンジです！！！


トラの３番打者に定着　林威助ただ今ブレーク中

　要の「３番」を任され、その期待にしっかりと応えている。阪神の林威助は、苦しむチームを何度も救ってきた。
　開幕時は浜中との右翼手争いに敗れ、先発メンバーに名前がなかった。「アピールして信頼してもらうしかない」。腐ることなく、限られた出番で好結果を残していく。だが安打を重ねても、和製大砲として期待される浜中との併用が続いた。
　その浜中が４月２３日に右肩の痛みで出場選手登録を外れた。思わぬ形で林がレギュラーに。プロ５年目で初めて左投手から本塁打を放ち、初めて規定打席に到達と一気にブレークした。「左腕でも関係なく使うよ」と岡田監督の信頼も勝ち取った。
　６月上旬。好調だった打撃が狂った。５日から８試合で３６打数６安打。３割５分を超えていた打率が、３割１分５厘に落ち込んだ。１５日の移動日。試合のない日は、フリー打撃をしない林が珍しく打撃練習を行った。
　「右足のため。タイミングが合わなくて、ポイントがずれていた」。打撃練習の後は、誰もいないロッカールームで素振りを黙々と繰り返した。翌１６日のロッテ戦。本塁打を含む３安打と大暴れし「うまく右足がためられた」と言うように、適応力の高さを見せた。
　岡田監督が「悪くなったら、ボール球に手を出す」と話すように、選球眼が課題か。台湾出身のまじめな性格の２８歳。伸びる余地を、まだまだ持っている。

[共同通信社 2007年6月22日 17:02 ｝