連勝です

西武相手に連勝しました！！　まだまだ喜んでいられません。


2007年6月1日（金） 6時5分　スポーツニッポン


　【阪神６−３西武】打順降格の悔しさをフルスイングで晴らした。４回、林威助（リン・ウェイツゥ）のソロで１点差とし、なおも１死一、二塁のチャンスで打席には鳥谷。グラマンが投じた３球目の１３１キロのスライダーをとらえた打球は浜風とは逆の左から右へと流れる風に乗り右翼席へ飛び込んだ。逆転の３号３ランに甲子園が沸いた。

　「何とか同点にしたかった。（本塁打は）たまたま風に乗って入ってくれた」

　試合前の打率は・２４７。苦しむチームに合わせるように急降下し、前日の３番から昨年１０月１２日の中日戦（甲子園）以来となる７番に下げられた。それでも鳥谷は「これで行くとキャンプで決めた。だから、何も変える気はない」と打撃フォーム改造やバットの変更をする気はないという。基本を崩さず、自分本来の打撃を取り戻すために汗を流した。

　本拠地では試合後の打ち込みを欠かさない。必ずウエートルームにも足を運ぶ。球団関係者は「ウエートだけじゃなく、体のケアに時間をかけてやっている。あいつは１年間試合に出るためにやっている」と証言する。

　努力がようやく結果となって表れた。これで鳥谷が打点を挙げれば９連勝。甲子園でアーチを描けば０５年８月２８日の巨人戦から１１連勝だ。

　お立ち台では「あさってから４つ勝って戻ってきます」と宣言した。チームも交流戦初の連勝。猛虎の巻き返しはこれからだ。