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チョコレート
2014年01月18日 23:13
心温まる話。
時間のある時にでも
小学校低学年でガンを患って以来、えらい病弱になった。
元々体は弱かったけど、ここ数年は年を重ねていくごとに弱っていくような感じだった。
冬なんて学校を休むのはいつもの事だった。
ちょっとした事で熱を出したり、それが悪化して肺炎になったり。
今年は入院もした。それくらい弱かった。
ある冬の日、学校から帰ってきて夕飯を食べた後。
ゴロゴロしていたらチョコレートが食べたくなったので近所のスーパーに買いに行こうとした。
家から300m程のかなり近いス―パで、よく行く店だった。
だが両親は寒いからダメだと言った。
私は「それくらいいいだろう…」と思った。
いくら体が弱いとはいえ、近所のスーパーくらいいいだろうと思ったのだ。
しばらく反論していたが、すると父親は私が先月入院した話をもってきた。
「そうやって寒い時に外出するから風邪を引くんだ。それが悪化して肺炎になってお前は1週間も入院したじゃないか」と。
私はチョコレートが買いに行けないとかお菓子が食べられないとかそういうのじゃなくて、自分の身体の弱さで行動を制限される事が悔しかった。
身体が弱いから、正直外出してもしなくても倒れる時は倒れる。
だけど父はそれを聞いてくれなかった。
「お前は体が弱いから」そう言われる事が悔しくて悲しくて、情けない事にわたしは泣いてしまった。
そのまま布団に行って泣きながら眠った。
数日後。
昼食を作るためにキッチンへ。
戸棚の下にある引きだしにパスタがあったので開けると、そこには板チョコレートが何枚も入っていた。
祖母に理由を聞くと「あんたのお父さんとお母さんが、あんたが夜の寒い時にチョコレート食べたいって言い出したらいつでも食べられるようにって買って来たんだよ。ばあちゃんも最初見た時は吃驚した」と笑いながら話していた。
父と母は私がどうしてもチョコレートが食べたくて泣いたんだと思ったらしい。
何枚もの板チョコを見て、私は泣きそうになった。
もう自分の身体の弱さを自覚して我が儘を言わないようにしようと思った。
子は親が想っていてくれている事には、中々気付けないもの。
親になって気付くことが沢山あるのかもしれない。
部下の立場で気付けないことも、自分が上司の立場になると、してもらっていた事に気付いたり。
相手の立場に立てるって、凄い大切な事だと思う。
こんな寒い中、来てくれたお客様の大変さや気持ちを感じられるか?
いつも褒めてくれる人の、温かい想いを感じられるか?
朝早く起きて、毎日淡々とお弁当を作り続けてくれている人の有り難さを感じられるか?
してもらっている内は絶対に気付かない。
・・・気付けない。
だけど、気持ちを寄り添わせることは出来ると思う。
相手と変わることは出来ないけど、想像は出来る。
そうしたら、今より少し、成長できるかな?
このデジログへのコメント
気づいた時にどーするかも悩むね。
ありがとう。って言うべきかどうか。
うさぎ仮面紳士さん:そうですね。自分だったらどうすると思いますか?
してもらってたときの愚かさも
してあげる立場の憤りも、今は両方わかる今日この頃です。
SYUZO-さん:生きてるとどちらも経験しますね
PANDAさん:こちらこそ有難うございます
私はまだまだ相手の立場にたった考え方ができてないみたい
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