- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 39歳
- 住所
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】68-2、松並松見の手紙。
2012年04月15日 07:03
久保田先生こんにちは。
いえ、隆義さんと呼ぶべきでしょうか。
「えー、突然ですが、久保田先生は退職します」
「ええええええ!!?」
震える校長の発表にどよめく講堂。この僅か一年間で定着化した教師との別れには悲しみより驚きの方が強い。
「海外での復興活動するお仕事に従事なさるそうです」
私はあなたが教師を続けるべきだと思ってますよ。あなたがひとであろうと妖精であろうと、あなたが為した教師の仕事が素晴らしいことに何も変わりはないですよ。
さて、愚痴はここまでで、皆さんの近況をお知らせしますね。
チャウシェシュク将軍。
レイチェルさんのお父さんですが、娘の去った後の教会を切り盛りしてます。
「神父様、悩みを聞いてください」
「すべてを神の前にコクるのじゃあ。さすれば赦しと救いがもたらされるのじゃあ。かくいうワシもトガニンじゃあ。懺悔の値打ちもないけれどじゃあ」
教会の貯めてた願いの欠片はあなた方が持っていったので、1からのスタートみたいですね。
「はい、みんな~ご飯ですよ~」
「わーい!最大幸福~♪」
ヒガシノさん。
ヒガシノさん達は教会のスタッフとして頑張ってます。彼らは悪の幹部だったわけですが。
「あらあら。今日もおいしいわぁ~」
教会には琴さんが住んでますから見張りはバッチリですよ。
東原琴。
そんな琴さんは無事に高校三年生に進級。
学内にお菓子研究部を設立。教会でもお菓子づくり教室を開いて、街の人々に評判らしいですよ。
「……ん。お前のスイーツはうまいな」
「あらあら。有希ったらそんなに美味しそうに食べて、嬉しいわぁ。うふふ」
「……ん。がつがつ食べる奴は教会にもいるだろう」
「ベンサムは味とかあまり見ないのよ~。その点、有希はちゃんと味わって楽しんでるわ~」
「……当たり前だ。それにしてもスイーツ部を創るとはな。忙しくてこっちにも顔出さなくなったな」
「あらあら。寂しいのぉ?」
「……誰が。だが、茜達の方はそうかもな」
「あらあら。茜ちゃんが?嬉しいわぁ♪」
「糖分を恋しがるだろ。彼らは若いし、茜は演技者(プレイヤー)だし……」
「じゃあ、今度の公演では差し入れしないとね」
「ああ。……コッチもアレだしな」
有希さんも相変わらずな感じですよ。高等部のことはよく把握してませんが、二人ともちゃんと勉強できてるんでしょうかね。
ネロ。
皇帝陛下……って言うなって言われました、ネロ君は、葉子さんの神社で暮らしています。
「なかなか筋の良い神通力じゃないか」
宮司である葉子の父がネロの神主としての才覚に気づいたのだ。
「そりゃあ、元が悪魔だからね……」
「鬼のチカラでアヤカシを裁つ。上等じゃないか。だがこんなに早く葉子が婿を見つけるとはな」
「ばかっ!そんなんじゃないっ!天涯孤独で可哀想だからスカウトしただけだい」
「教会のレイチェル様みたいな事言うなや。でもレイチェル様が街からいなくなって寂しいのお」
せっかくの美人さんなのに、なあとネロの肩を叩き。
「わかります。余も似た失恋をしましたから」
「おう!話がわかるじゃねえか!飲みに行くぞ」
「親父!ネロは未成年……」
じゃないんだよな~。しかも飲み会場が教会なんだよな~と呆れる葉子だった。「ま。まだまだ時間はあるから葉子は自分好みに少年を染めればいいんじゃね」光源氏かよ。
手紙はまだまだ続きます。
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