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【魔法少女っ】68-1、それからどうなった。

2012年04月14日 05:39

その決戦の夜の事は、街のほとんどのひとが覚えていなかった。
スターリンが施した世界停止の呪法は時間は止めらんなかったので、解除したときには数時間のタイムラグがあったが、翌日には何の変てつもなかった。
もちろん、あの呪法の中でも動けた者達は覚えているが、なんか祭りの夢でも見てたような感じで日常に復帰した。

あれからどうなった。

スターリン元帥
「見事だ。私の完敗だ。よくぞあしき願いを祓って世界を救ったな」
素直に敗けを認めた。
「だが、見ておれ!次は私が勝つぞ。必ずや世界征服を達成してやる」
諦めない姿勢を見せるスターリン世界征服は彼の夢なのだろう。語る彼の目は邪悪ではなかった。
「いつでも待ってますわ」
三年間闘い抜いた千歳が微笑んで、固く握手を交わした。
「で。何で世界征服するん?」と小春
「まぁ、地道にやるわ」
彼は彼の人生の旅を始めるのが第一歩のようだった。

それから2ヶ月程経過した。

拝啓、松並松見様。
クポーです。いや、久保田隆義と名乗るべきかな、あなたの前では。
あの時、茜と小春が砕いた願いの結晶は、正直もったいないなと思ったのですが。その意味もようやくわかってきた気がします。

僕は西の国。サラは東の国。レイチェルは北の国に戻り、復興活動を開始しました。
あの結晶があれば奇跡を起こして、ネオバビロニアの侵略をなかったものにリセットできるかなと思ったのですが、やはりなかった事にせず、受け止めた上でその経験を活かすのが良いと築きました。
僕はこれまで貯めてきた願いの欠片でこの国を作ります。


添付写真には大自然豊かな平和光景が映し出されている。

その後、小春達はどうしてますか?



松並松見は何度も何度もその手紙を読み返した。
封筒には住所も消印もない。異世界からの手紙。どうやって返事を送ろうか。
しかしお手紙とは今時古風な男だなと松見は思った。
会いに来てお話してくれりゃそれでいいのに。

はっ。
記録に控えを残したかったんだろうか。

ならばこちらも返事を書かねばなるまい。

そして、またも読み返す松見であった。


続く!

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