- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 39歳
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】67-8、スターライト、最後の猛攻。
2012年04月13日 17:50
「合体よぉ~」
「はうぁ////」
琴の提案によからぬ想像をする千歳とサラ。
「その妄想、消すですっ!」
なんとなくわかるから怒鳴る茜。
「きっと凄いことできそうよ~、うふふ」
微笑む琴。
「理論上、可能ですっ」
手を繋ぐ茜。
「ダーククリムゾン」
「カーマインクリムゾン」
「合体魔法!ヘルファイア!!」
どしゅ!
繋がれた手から太陽を思わせるような巨大な火の玉が放たれた。
「うおおお~熱い……」
怨念に当たるとそれは無数のプロミネンスでかれを苦しめた。
怨念は業火で死んでいった人々の無念を反芻した。
「熱いならさまさなきゃだよっ」
かずねが小春を呼ぶ!
「なるほどだね!」
すぐに納得して手を繋ぐ。
「ダークテンペスト」
「コバルトテンペスト」
「合体魔法、アブソリュートゼロ!!」
冷気そのものが繋がれた手から放たれる。
今度は次々に発生する無数の氷柱が怨念をおそう。
「寒い……ひもじい……」
怨念は凍死と餓死の恐怖体験を反芻する。
「ぐぎゃあああ!」
極端に熱して冷やされた事に、怨念のミンチ状の身体は大きなダメージを負う。
「……ん。千歳、行くぞ」
今度は有希が千歳に手を差し出す。往年の名コンビだ。
「ええ~っ。わたしぼっちなの?」
あぶれて拗ねる麻衣子。
「麻衣子先輩も繋がるですわ♪」
「あ、ありがと」
麻衣子にも手を繋ぐ千歳。
「合体魔法、シーズンオブブライトネス!!!」
「のわあああ!」
強力な突風の中の無数の光の矢が怨念のミンチを貫く。
「おのれおのれおのれ~」
どす黒いオーラを高めるが、もはや反撃のすべがなかった。
「浄化するですっ」
「オッケー!」
若草シルエットの4人が怨念の周囲を取り囲む。
「愛の若草ヒーリング!!!!」
浄化のチカラに満ちたガラスケースのようなものに怨念が閉じ込められる。
「こ、これで終わったと思うなあああ~」
負け惜しみを言う怨念。だが、その言わんとすることは事実だ。
怨念は歴史の闇から生まれた。人々が生きて歴史を刻む限り、怨念は、あしき願いのチカラはいつだって蘇るのだ。多分。
「わかってるですっ」
茜は叫んで答えた。
7人が手を繋ぐ。
渾身の全力の合体魔法!
祈りのようなものだ!
「最終合体魔法、ヒーリングレインボー!!!」
虹色に輝く癒しの光が、怨念を包みあげる。
「…………」
しゅううう~。
どすん。
グラウンドに落ちる、大きな宝石。これが敵のなれの果てだ。
「……ものすごい願いの結晶」
有希は目を丸くして見ている。願いの欠片とは言えない程の大きさである。
「これほどあれば、奇跡すら起こせるわね」
麻衣子は類推でそう言う。
「茜」
「わかってるですっ」
小春と茜は微笑んで手を繋いだ。
がしゃあああん!
ふたりの合体魔法でその結晶は粉々に砕けて、千歳の風に吹かれて街じゅうに散らばっていった。
「あああ~!!!」
妖精たちはなんてこったいって感じだった。
「わたしたちに奇跡なんて不釣り合いですっ♪」
ちゃんちゃん。
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