- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 39歳
- 住所
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】67-5、名乗りだけで紙面潰す勢い。
2012年04月08日 06:58
「おいでなさったですわ」
予想通り、ぞろぞろと敵が現れた。
何しろ敵は怨念の塊、ミサイルやその破片が物理的に壊されようと、地表には降り積み、触れたあらゆるものをネガイナー的な怪物化させるのだ。
そいつらは怨念に従い、その逆の性質たる魔法騎士に引かれる。磁石のように。
「しかも不足なしって感じだね」
敵のスペックはかつて苦戦したキングジョーカーレベル。それが量産化されたようなもんだ。
ぞろぞろ……。
戦場に校庭を選んで正解だった。
戦況は松並先生が職員室から一望できるし、建築物における闘いの被害が最低限に済む。
「さあ、最後の闘いクポー」
息巻く妖精クポー。
「これらを全て浄化すれば勝ちですか。無理だけど、今の三人ならできますね」
とサラ。
「wewish reincarnation!」
ラウンドドライバを構えて変身を始める茜、小春、千歳。
「あかね色に染まる風、夕陽の魔法少女っカーマイン!」
「星ぼしを繋ぐ橋、夜空の魔法少女っコバルト!」
「優しくも激しい大自然、深緑の魔法少女っデイトナ!」
「輝く3つの願い星!まじかるスターライトっ!!!」
シャキーン。
変身完了する三人は早速飛び出した。
「カーマイン、バーニングスラッシュ!」
「コバルト、ブリザードインパクトぉ!」
「デイトナ、ウィンドシュート」
「ぐぎゃあああ~」
しゅううう
「まずは三体!!!」
闘い慣れで、かつての強敵をタイマンで破れてしまう三人だった。
しかし敵も黙って見ていない。どす黒い破壊光線を一斉に放ってきたのだ。
「闘いは数ってやつなの~?」
戦況を見てオタオタする松並先生。
「デイトナ、バジルプロテクション!」
千歳がドラムセットを使い、強力な防御壁を展開した。
どす黒い光線はそのバリアになかなか穴を開けられない。
「茜、小春、今ですわ」
千歳が合図する。
手を繋ぐ茜と小春。
「ハーモニー・ブラスト!!」
どごおおおん。
合体魔法で10体程吹き飛ばす。
「あと何体ですかっ」
「まだまだいるよ~50体くらい」
オタオタしながら通信魔法で答える松並先生。
「なんだ50体か」
「経験済ですわ」
正式には49くらいだが。
「舐めんな~!」
敵も馬鹿ではなく、何か策を弄し始めた様子。
「弱い者を狙え!!」
はびびび……。
「きゃああ!」
テレキネシスで、小春が宙に浮き、魔物の群衆の真っ只中に放り込まれた。
「いちばん弱い者から、コロセ」
「意義あり!」
茜が叫んだ。
「小春はこの中でいちばん強いですっ。常にみんなのリーダーであり、太陽だったですっ」
「それは人間としての強さ、だろ。我らが言うのは魔法騎士としての強さだ」
冷徹に言いはなつ魔物達。
怨念なのでもはや上っ面のスペックとかしか眼中にないのだろう。
だが、裏付けるように、小春を数の力で圧倒してしまう。
「ぐへへへ……コロセ」
触手が小春の四肢を縛り上げていく。
「ただ殺すのはもったいない!ヤらせろ」
「このロリコンがぁ」
「並べ並べ、順番だ!」
「いやぁ!やだやだ!こんなのやだよ~!」
遂に泣きじゃくる小春。
「やめて……」
茜が崩れるようにしゃがんでいる。
「茜、敵の策の内ですわ。惑わされないでっ」
「策?そんなこと考えてねえよ。ひとりでもコロセば我々の勝ちなんだよ」
敵はそう言ってのけた。
続く!
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