【魔法少女カーマイン】14-4　お目汚しすいません

鮭ネガイナーの、毒塩攻撃は弱かった。
…というナレーションを当てたくなる光景が繰り広げられていた。
一陣の風が吹き、敵の塩撒き攻撃を吹き飛ばし、敵方に当ててしまったのだ。
「うわああ～目が目が～。これでどうだっタカトウリキ！」
怪物・鮭ネガイナーは大量の毒塩を勢い良くぶちまけた。
…やはり突風で跳ね返されてしまった。
「ぎゃあああ！」
「ビオレが助けに来たクポー。見つけてやるクポー」
クポーはビルの屋上に人影を探しあてて、飛んで行った。
それはさておき、自らの攻撃に苦しむ怪物。こちらにとっては止めを刺すチャンスだ。
「カーマインタクト！」
「ミッドナイトベル！」
「合体！」
「夕焼けこやけで日がくれて」
「教会の祝福の鐘が鳴る！」
「わ、小春、なにそれです」
茜が突っ込むが、小春が微笑み返す。今日は小春が合体魔法のイニシアチブを取りたいようだ。
合体した武器を構えて、小春が念じる。
「祝福の鐘は、あしき願いを打ち祓う！合体魔法、メガ・アンジェラス」
ちりんちりんちりん……ごーん！
「鮭鮭鮭～！」
怪物は完全に凍結された後、バラバラに砕け散る。
しゅううう～。
「いつものように、ぬいぐるみですね」
「もうお家に入らなくなるかもね」
「それは困りました～」
変身解除して、のほほんと帰る魔法少女のふたり。
何か忘れているような？

屋上。
「お、お前は……」
屋上にいる存在に驚くクポー。その存在の姿は
「……誰だ～～！」
ちゃんちゃん

このあとは、題名のある音楽会！