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【魔法少女カーマイン】13-1 茜色小町~平成剣客ろまんたん
2011年05月19日 21:09
「斬り足りないでござる」
日常においても、演劇の役の癖が抜けない茜だった。
「最近の清澄さんって、なんだか凛々しい感じがしてかっこいい~」
なんて噂もちらほらである。
なんだかなぁ、と小春は思う。
剣術小町の演劇が終わったら、また別の脚本で別のキャラが板につくかも知れない。
変な心配だった。
一方その頃、職員室近くの化粧室では。
「演劇部の活動も軌道に乗って、わたくしの肩の荷も軽くなったわ~」
鏡の前に松並先生が立って化粧をしていた。
「そろそろ本気で遊んであげましょうかしら~」
財布から何枚かのネガイナーカードを出し、じっくりと吟味する。
「うふふ。このカードを切りますよ~」
使う手札を決めたようだ。
「……放課後にでも」
更に一方その頃、屋上では。
「ずいぶん貯まったクポー」
妖精姿のクポーが小瓶をまじまじ見つめて悦に入っていた。
小瓶の中では大小様々な綺麗な結晶がセキソウされていた。「願いのチカラ」が茜たちの闘いで浄化されたり、この近くで叶ったりして発生する結晶である。
「それにしても、ビオレはどこにいるクポーね?」
ビオレとは、いつぞや茜と小春に助け船を出したとする謎の魔法騎士を勝手に呼称したものだ。
「味方になるのなら、多い方がいいクポー」
そんな様々な想いを横に、放課後は無情に訪れる。
続く!
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