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【魔法少女カーマイン】12-1 小春、考えこむ
2011年05月13日 20:56
とある晴れた午後。
「詳しく話すクポー」
妖精姿のクポーが小春の席の机に乗って尋ねた。
「誰かに助けられた気がするのよ」
全然詳しくない。小春はこの前の闘いについてクポーに話していた。
「敵のアドルフ将軍が、本気出したの。なんかドラゴンみたいになってさ」
「ふむふむ」
「それがめちゃくちゃ強くて、私達じゃ歯が立たなかったん。で、アドルフが茜にとどめを刺しそうなそんな時に」
「ん。」
「変な風が吹いてたの。どう見ても自然な風ではなかったよ」
「ビル風かもクポー」
「あたしもそれを疑ったんだけどね。普通の風で痺れたりする?」
「普通はしないクポー」
「それが、アドルフさんは痺れたりしちゃったわけよ。察するに痺れたりする風魔法と見た」
「もうひとつ可能性があるクポー」
「え?」
今度は小春がクポーに聞く番だった。
「あれはただの風クポー」
「へ?」
「しかし、術者が綺麗な願いのチカラの持ち主ならば」
「ならば?」
「悪しき願いのチカラを根拠とする彼らに、インパクトを与える事もありうるクポー」
「つまり」
「三人目の魔法騎士なのかもしれないクポー……と言っても実際世界に何人いるのかは未知数クポー」
「でも私達の同類がいるんだ」
「とりあえず、その助っ人をビオレとしておくクポー」
「何でそんな仮名前なん?」
「ワッフル語で助けびとって言う意味クポー」
実はクポーが適当に思い付いたネーミングであることを小春は知らない。
続く。
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