金本復活！

虎・金本、復活プラン！２・１０屋外フリー
2011/1/16 7:52 配信サンケイスポーツ

　やっぱり鉄人や！！　阪神・金本知憲外野手（４２）が１５日、大阪市内でアドバイザリースタッフ契約を結ぶファイテン社のトークショーに出演。１軍スタートが決定的な春季キャンプで、第３クールからチーム本隊の打撃練習に合流するプランを明かした。また送球練習を再開した右肩の順調な回復ぶりを語るなど、引退をかけて歩む復活ロードの視界が開けてきた。

　みぞれが降った空模様とは対照的に、金本の表情は晴れ晴れとしていた。トークショーで明かした右肩の劇的回復と復活プラン。朗報を自ら届け、１７０人の虎党から大喝采を浴びた。

　「右肩はよくなったり、悪くなったりだったけど、今はよくなったままです。（春季キャンプでは）打撃は第３クールくらいから本隊に合流したい」

　前日１４日に１軍スタートが決定的になった春季キャンプ。早ければ２月１０日にも見込まれる第３クール初日に屋外フリー打撃練習の完全合流を目標に設定した。キャンプイン直後は焦らずに別メニュー調整で慣らし運転し、中盤以降に満を持してリミッターを解除。新井やブラゼルと並び、宜野座の青空に弾丸ライナーを放つ青写真を描く。

　すでに６日からティー打撃を再開。この日も午前中に鳴尾浜の室内練習場で、約４０スイングの打球音を響かせた。

　さらに、最大の課題だった送球練習を再開していたことも明かした。　

　「２月１日からネットスローをできたらいいなと思ってたんですが、実は今もうネットスローはやってます。結構、強くやってます」

　もともと希望的観測の意味合いが濃かっただけに、２週間以上の前倒しは、本人も驚きの超回復。語る姿には喜びがあふれていた。

　「僕はバカ正直なんでね」。５日の自主トレでは悲壮感をあらわにし、１０日のテレビ出演では今季限りでの引退を示唆した。昨季は打率・２４１、１６本塁打、４５打点に終わった。あんな思いは１回限りで十分だ。２度目は身を引くとき…。そんな覚悟を決めているからこそ、一喜一憂を隠さずにあがき続ける。

　「肩が万全なら足腰はまだまだ元気なんでね。元気に１４４試合フル出場することが目標です」

　これまで全試合先発出場だった目標も格上げした。これまで幾多の苦境で発揮してきた底力は、まだ衰えていない。
[ 2011/1/16 7:52 更新 ]
サンケイスポーツ