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新井今年もやりました!
2011年01月15日 09:22
阪神・新井、真の4番へ“氣”迫護摩行
2011/1/15 7:52 配信サンケイスポーツ
阪神・新井、真の4番へ“氣”迫護摩行
氣で火を押し返したという新井。荒行に耐えた(写真:サンケイスポーツ)
阪神・新井貴浩内野手(33)が14日、鹿児島県内の最福寺で行った護摩行を公開した。氣で炎を押し返していたという主砲に池口恵観法主(74)は優勝請負人として太鼓判。新井は「阪神に来て4年目で、『自分がやってやるんだ!』という気持ちが1番強い」との強い意気込みを示した。
燃え上がる炎をものともしない。声を張り上げ、気力を振り絞った。体に満ちる強い気持ちが新井の体に“異変”を起こした。過酷な行が終わっても、涼しげな表情。炎を跳ね返した姿が、虎を2度頂点に導いた金本の姿と重なった。
「自分ではいつも通りしんどかった。阪神に来て4年目で、『自分がやってやるんだ!』という気持ちが1番強い。その気持ちが出ているのかもしれない」
実にスッキリとした表情で口を開いた。8年連続8度目の護摩行。高さ2メートル以上にもなる火柱から数十センチの場所に2時間近く座り真言を唱え続けたが、口元と眉間が赤くなっただけ。水ぶくれや火傷の痕が驚くほど少ない。これこそアニキに一歩近づいた証だった。
「金本が阪神に来て優勝したときのような状態に近いですね。氣で火を押し返していた」
修行をつけた池口法主が頼もしそうに口を開いた。表情だけでなく「前までは火に負けていた」という修行中の姿が、今年は「火に押されていなかった。声がよく伸びていた」。2003年、05年にチームを頂点までけん引した先輩のような雰囲気が漂っていた。
新井自身、優勝するために08年からタテジマに袖を通したが、昨季も優勝を逃した。優勝請負人としての責務を果たせていなかったが、4番を任される今年は、その風格が備わっているというわけだ。
池口法主が「4番が強く前に出て行かないと、うまくいかない。みんなを引っ張っていっていくためにも、気力を振り絞ってプレーをしなさい」と心構えを説くと、呼応するようにA砲も気合を入れ直した。
「これまでは周りを見ていたところがある。それが変わってきているのだと思う。金本さんはスゴイ選手。お手本にもしているし、尊敬もしているけど、自分は自分で(4番の姿を)作っていかないといけない」
炎を跳ね返した気力で、4番の重圧に打ち勝つ。今年の新井ならやれる。悲願の優勝へ。肉体に強じんな精神力を宿し、虎4年目に向かう。
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